あとから焦点を変更できる「Light Field カメラ」を発売しているLytroが、テレビや映画の製作で力を発揮しそうな大型のプロユース製品、Lytro Cinemaを発表しました。
このカメラ、755MPのRAWデータを30fps、つまり毎秒400GB相当のデータを記録することができます。それだけでも十分驚きですが、LytroらしくLight Fieldの技術も活かされています。というかこちらが本命です。
Light Fieldカメラはあとから焦点を変更できることからもわかるように、被写体の位置関係も記録しています。このため、映像の中から役者より後ろにあるものを消すということも簡単に行えるとのこと。
これを利用すると、CG合成を行う場合に従来はグリーンスクリーンの前で演技しなければいけなかったのを、普通のスタジオで撮影し、あとから背景のみを差し替えるということも簡単にできるようになるそうです。
完全にプロユースの世界の話ではなりますが、いずれ家庭用ビデオなどにもこの技術が使われるようになるんでしょうね。
なお、Lytoro Cinemaは今年Q3から$125,000(約1,350万円)でレンタル可能になるそうです。これが高いのか安いのかもはやわかりませんが、プロの現場では妥当な金額なのかなぁ?
(via TechCrunch)
(source Lytoro)