既存のPCをタッチ操作に対応させるには、別途タッチパネルを被せるなど、ハードウェア的な投資が少なからず必要になってきますが、カメラ内蔵のPCならたった1ドルでタッチ操作に対応できるかもしれない方法が登場しました。
MITの学生が公開したProject Sistineは、Macbookの内蔵カメラの前にミラーを設置し、ディスプレイに反射する指と実際の指の位置関係からタッチしているかどうかを判定するソリューション。必要なハードウェアは小さな鏡とそれを留めるプレート、Macbookに取り付けるためのヒンジ、そしてそれらを固定するホットメルトのみ。
あとは画像認識を行う専用ソフトを入れれば準備完了です。この仕組み、ソフトを含め約16時間で完成したとのことです。
通常のタッチパネルほど滑らかな操作はできないものの、マウスイベントに変換することで、既存のアプリですぐに利用可能とのことです。
開発したチームは、今後より高解像度なカメラやディスプレイ全体をカバーできる湾曲したミラーなどを使うことで、実用的で低コストなタッチスクリーンシステムになる可能性があるとしています。
単純な方法ではありますが、突き詰めていくと可能性が広がりそうな技術です。なお、使用したソフトはGitHubで公開されているので、自分で試すこともできそうです。
(via 9to5Mac)
(source anishathalye)