紛失防止のBluetoothタグ「MAMORIO」が、日本郵便とサムライインキュベートが実施するオープンイノベーションプログラム「POST LOGITECH INNOVATION PROGRAM」のDemo Dayにおいて、一般来場者の投票により決まる「POST LOGITECH INNOVATION AWARD 観客賞」を受賞しました。
POST LOGITECH INNOVATION PROGRAMは、一言でいえば日本郵便との協業で何か新しいことをしましょうというもの。105社の応募の中から4社が選ばれており、MAMORIOもそのうちの一社です。
ちなみにMAMORIOは観客賞でしたが、最優秀賞は配達ルートの自動作成などをAIで行うオプティマインドが受賞しています(賞は最優秀賞と観客賞の2つだけ)。
話をMAMORIOに戻して、日本郵便との協業で何ができるのかですが、これは意外と実用的で、日本郵便の配達網を使った落とし物の発見ネットワーク拡充です。
MAMORIOはスマートフォンとBluetoothで通信をしますが、紛失してしまった際、他のMAMORIOユーザーのスマートフォンや駅や商業施設に設置されたアンテナの圏内に入ると、持ち主に通知が入る仕組みを持っています。なので、日本郵便の配達車両などにこのアンテナを設置すれば、日本中を網羅でき、落とし物が見つかりやすくなるというわけです。
2月5日からは、世田谷郵便局の配達用二輪車両30台にセンサーを取り付け、実証実験を開始するとのこと。また、2月1日からはテストマーケティングとして東京中央郵便局、世田谷郵便局でのMAMORIO販売も開始されています。
なお、今後は、見つけるだけでなく、「落とし物が帰ってくる世界」を目指し、法関連の確認・調整なども行っていくとのことです。
(source PRTimes)