スマートウォッチやフィットネストラッカは便利な反面、充電を忘れてしまうと使い物にならなくなるのが玉にキズ。
しかし、そんな心配がない画期的なスマートウォッチ「MATRIX PowerWatch」がIndiegogoに登場しました。
このMATRIX PowerWatch、装着者の体温で発電し、充電が不要なんだそうです。
体温で発電するスマートウォッチ「MATRIX PowerWatch」
発電には熱電素子を使い、ゼーベック効果を使って温度差を直接電流に変換しているそうです。
この逆のこと(電流をつかって温度差を作る)をおこなっているのがペルティエ効果で、こちらのほうがメジャーですね。
この技術はNASAのボイジャー探査機や火星探査機のキュリオシティにも利用されているそうです。
昔からある技術ではありますが、最近のウェアラブル端末の低電力化が進んで、一般にも利用できるレベルになってきたのだとか。
なお、腕から外すとスリープ状態になり、装着するとまた発電を開始して自動的に時刻調整もするそうです。
フィットネストラッカとしての機能は一般的
そんなMATRIX PowerWatchの機能としては、歩数や距離、消費カロリー、睡眠トラッキング、50m防水で水泳にも対応などフィットネストラッカとしては一般的な内容です。
スマートフォンと連携し、計測値をGoogle Fitやpple Healthkitと連動できるほか、タイムゾーンの自動調整、ウォッチフェイスのカスタマイズに対応します。
着信通知などには非対応
しかし、スマートフォンからの着信通知などには非対応のようです。
低消費電力とはいえ、さすがに常時Bluetooth接続するわけにはいかなかったのでしょう。
スマートウォッチというよりもフィットネストラッカ、アクティビティトラッカの延長ですね。
早ければ2017年7月に出荷予定
Indiegogoでのキャンペーンは始まったばかりですが、すでに目標額の$100,000を大きく超える$273,000以上集まっています。
最低出資額は$129から。早ければ2017年7月に出荷予定です。
いやー、なかなかに未来っぽいですね。
(source Indiegogo)