Microsoftが使い方によってはとても便利そうなアプリ、Path Guideをリリースしました。現在はAndroidでのみ利用可能です。
Pathをもとに屋内をナビするPath Guide
Google MapやYahoo!ナビなど野外でのナビゲーションはかなり便利になっており、GPSを使ってほぼ行きたいところへ行けるようになっています。しかし、屋内ではGPSが利用できないことも多く、ナビゲーションもままなりません。
例えば、ショッピングモールやデパート等でフロアガイドを見つつ目当ての店舗を探してもなかなかたどり着けなかったりという経験をしたことがある人もいるのではないかと思います。また、打ち合わせなどで使う会議室の場所を説明するのに、「何階へ上がって右に曲がって~」と説明に苦労したりすることもあります。
今回MicrosoftがリリースしたPath Guideは、これらの不便を解消してくるかもしれません。GPSを使わず、スマートフォンに入っているセンサを利用し、歩数や方向、距離、階段の上り下りなどを記録しパスを作成。それを利用して、ナビゲートを行うというもので、「北に30歩、東に20歩・・・」みたいなダンジョンのマップ自動生成機能をリアル世界で行うようなものです。
Pathは実際に歩いて作る
まず最初にナビをするためのパスが必要になりますが、これは自分で作ったり、誰かが作り、クラウドにアップしたものを利用できます。パスを作る場合は、自分の歩いたパスを他の人に共有するモードと、自分のパスを逆にたどるモードの2つから選択します。
前者は、例えば人との待ち合わせの際に、「ここにいるよー」と友人にパスを送り、その友人がパス通りに歩いてくれば自分のいる場所にたどり着けます(スタート地点が同じである必要があります。デパートの入口とか)。後者は、地下の駐車場で車を止めたりしたときに、パスを作っておけば、帰りは迷わずに車までたどり着くことが可能です。
パスを作る際には、その場の写真や文字を入れることもできます。目印になりそうなものや曲がり角などで写真を撮っておくと良さそうですね。作成したパスには場所情報や名称を設定可能です。
あとは、自分で作ったパスや共有されたパス、クラウドにアップされたパスなどを使いナビゲーションするだけ。
この先が楽しみなサービス
これが便利に使えるようになるには、各所のパス情報が充実する必要がありますが、先に書いた例も含め、使い方次第ではものすごく便利そうな気がします。デパ地下とかエキナカのお店とか、入口から店舗までのパスを用意して共有したり、建物内の非常口への誘導なんかにも使えるかもしれませんね。
まだまだこれからではありますが、先が楽しみなサービスです。
(via The Next Web)
(source Path Guide)