MMD研究所がMVNO(格安SIM)に関する意識調査を実施、その結果を発表しました。調査期間は8月24日~25日の2日間、調査対象は格安SIMを検討している男女1,072人(iPhoneユーザー551人、Androidユーザー521人)とのことで、すでに格安SIMを利用している人は含んでいません。十分な調査母数なのかが微妙なところですが、なぜ格安SIMを使わないのかが、なんとなくわかる内容となっています。
AndroidユーザーのほうがMVNOに積極的
まず、格安SIMの購入をどの程度考えているかですが、Androidユーザー、iPhoneユーザーで購入意識に大きな違いが表れています。Androidユーザーは年内を検討している人が多いのに対して、iPhoneでは検討はしているものの時期は未定の人が多いです。
これまで格安SIMに変更しなかった理由としては2年縛りがトップ。iPhoneユーザーの場合、iPhoneで利用できるかわからなかったという理由も上位に来ています。MVNO各社とも「iPhoneで使えます!」とかなり宣伝しているようにも思えるのですが、まだまだ浸透していないということなんでしょうか。
現Androidユーザーでも格安SIMではiPhoneを使いたい人が半数以上
また、面白いことに、格安SIMを使う端末として、現AndroidユーザーもiPhoneを検討している人が過半数を占めています。
このほか、機種別の検討端末ではiPhone 7がトップ、検討中のMVNOはiPhoneユーザーはY!mobile、Androidユーザーでは楽天モバイルがトップなどのデータも出ています。
今回のデータを見ると、Android端末(ユーザー)向けの情報はある程度出そろいつつあるものの、iPhoneユーザー向けにはまだ訴求しきれていないという印象を受けます。あるいは、iPhoneユーザは現状にある程度満足してしまっている?
詳細はMMD研究所の無料データを参照してください。
(sourcr MMD研究所)