nuroモバイルが8月1日から翌月分のデータを前借りできる「データ前借り」、新プランとして深夜1時~6時までデータ容量無制限で使い放題の「時間指定深夜割」を発表しました。
月末にちょっとだけ足りない、をなんとかする「データ前借り」
まず「データ前借り」ですが、これは名前の通り、翌月分のデータ容量を前借して利用できるというもの。これまで月末に容量不足になってしまうと、チャージするほどでもないので使用を控える、低速(200kbps)で我慢するという人がそれなりにおり、そういった人たちに向けたオプションです。追加料金は不要。
10MB以上1MB単位で一度に2GBまで前借りが可能。契約プランの上限を超えなければ何度でも前借りすることができます。前借りして残ってしまった容量はそのまま翌月に繰り越されるので無駄になることもありません。
もちろん、前借りした分、翌月が苦しくなってしまうので、がっつりデータが足りない場合は、従来どおり1GB1000円などでチャージを行ったほうが良さそうです。翌月もその翌月分を前借して・・・と自転車操業を行うことも出来ますが、前借りした月は解約することができないので、いざというときに困るかもしれません。
なお、注意点として、月末最終日には前借りができません。これは残り容量の計算等々、内部的な事情だそうです。
現代版テレホーダイ「深夜割」
もうひとつのプランが、深夜1時~6時までの5時間のみ高速通信が使い放題の「深夜割」です。
nuroモバイルでは2月1日から、毎日5時間だけ高速通信が使い放題の5時間プランを開始していますが、これの深夜限定版です。5時間プランが2500円/月なのに対して、1500円/月と安くなっています。
1時~6時以外の時間では200Kbpsと低速通信になりますが、高速通信、低速通信共容量は無制限。深夜帯は帯域も空いているので、日中よりも快適な通信が期待できます。
このプラン、5時間プランの利用者に深夜に使う人が多かったから・・・というわけではなく、そういう要望もあったということで作られた様子。実際にどの程度の申し込みがあるのかはわからないようです。ただ、シフト勤務の人などもいるので潜在的な需要はありそうです。
かけ放題も10分に延長、ソニーとの連携は検討中
このほか、かけ放題オプションも従来の5分から10分に時間を拡大。料金は据え置きで月額800円です。また持ち込み端末の保障も開始します。これはヤマトマルチメンテナンスソリューションズのサービスを使います。
2月の発表時に、何かしら検討していくとしていたソニーグループとしての取り組みについては、現在も検討中のままとのこと。
取り扱い端末にVAIO PhoneはあるもののXperiaがないのはやはり寂しさも感じます。ソニーグループとしてXperia辺りはラインナップに欲しいところです。