OculusがPCやスマートフォンを必要としないスタンドアロン型のVRヘッドセットOculus Goを発表しました。199ドルで来年初めに出荷予定です。
従来のVRヘッドセットはハイスペックなPCと有線接続したり、ヘッドセット内にスマートフォンを装着するなど単体利用はできませんでしたが、Oculus Goには高解像度スクリーンやプロセッサ、バッテリなどが内蔵され、それ単体でVRを体験できます。
スピーカーも内蔵していますが、必要であれば3.5mmジャックでイヤホンを利用することも可能です。
この手のVR製品で気になるのがコンテンツですが、Oculus GoはGear VRとバイナリ互換があり、Gear VR向けのアプリがそのまま利用可能。つまり、スタンドアロン型のGear VRという見方もできます。コントローラもGear VRと共有可能とのこと。
Gear VR自体が130ドルする上、利用するには別途スマートフォンも必要なことを考えると、199ドルは破格に思えてきます。ただし、安いなりに制限もあります。Gear VRと同様に周囲を見回すことはできますが、フルスペックのVRヘッドのような自由に動き回れるルームスケールには非対応です。
VR利用中のGalaxyは結構熱を持ち、発熱で中断することもたまにありますが、スタンドアロン型のOculus Goであれば、その辺は改善されているかもしれません。
なお、Oculusは以前からスタンドアロン型のVRヘッドセットSanta Cruzを開発していますが、今回のOculus Goのことではありません。Santa Cruzは別途開発中で、こちらはOculus Goと違い自由に動き回れるルームスケールに対応。外部カメラを必要としないインサイドアウト型です。
これの新しいコントローラも披露されています。
本命はこちらですね。
(source Oculus)