iPhoneをデジタルカメラのように使えるようにするグリップ、PICTARがKickstarterに登場しています。単にグリップを追加するというだけでなく、専用アプリとこれまでにない通信方式でズームや露出の変更なども行えるようになっています。
iPhoneをデジカメとして使いやすくするアタッチメント
高周波を使った通信
PICTARの基本コンセプトはiPhoneをカメラとして使いやすくすること。そのため、グリップ形状も片手で持ちやすいものになっています。これだけであれば、いままでも似たような製品はありましたが、PICTARが一線を画しているのは、iPhoneとの通信方式です。
Bluetoothの接続でもなく、Lightningコネクタを使うのでもなく、人間の耳には聞こえない高周波(18,500 – 20,000 khz)を利用します。特許を取得した高周波デュアルトーン技術でiPhone上の専用アプリと通信を行い、PICTAR上のダイヤル操作でシャッターはもちろん、ズームや露出の変更などを行えるようになっています。
この高周波デュアルトーン技術、Bluetoothよりも消費電力が大幅に少ないということです。
シャッターの半押しにも対応
普通のデジカメのようにシャッターの半押しでピントと露出を固定すること可能。本当にデジカメみたいな使い勝手ですね。
電池は「CR 1/2 AA」
バッテリは電池式。ただ使用するのが「CR 1/2 AA」という日本では聞きなれないものです。どうやら非充電式の円筒形リチウムイオン電池で、サイズは単三電池(AA)の半分みたいです。海外では一般的な規格なんでしょうか?
古いデスクトップ型のMac(Macintosh)のバックアップ電池として使われていたのもこの規格の電池だそうで、Amazonで購入は出来ます。
売り上げランキング: 11,381
iPhone 6/6s Plusには非対応
iPhone 4からiPhone 6sまで幅広く対応しますが、サイズが大きい「Plus」には非対応です。
早ければ11月出荷予定
現在の最低出資額は$75。うまくいけば11月に出荷予定です。
便利そうな気はするけど、電池の入手性がネックかなぁ。単にiPhoneにグリップとシャッターボタンを追加したいということなら、電池不要のSnappyという選択肢もあります。
売り上げランキング: 24,125
(source Kickstarter)