Pixel 2/2 XLに搭載されているGoogleの画像処理用のカスタムコプロセッサ「Pixel Visual Core」。専用チップを用いることでHDR+撮影などが有利になるとの話ですが、Pixel 2/2 XLの標準カメラアプリ自体は、このPixel Visual Coreを使用していないとの話が出てきています。
伝えているのはテック系メディアArs TechnicaのRon Amadeo氏。
I got a fun correction from Google today: The Google Camera app does not use the Pixel Visual Core. Google's camera app doesn't use Google's camera chip. Facebook and Snapchat are the first ever uses of it.
— Ron Amadeo (@RonAmadeo) 2018年2月7日
Pixel 2に搭載されている標準のカメラアプリは、Visual Coreを利用しておらず、先日発表があったFacebook、Snapchatがこれを利用する最初のアプリになるとのこと。
カスタムOS、CopperheadOSの開発チームも標準カメラアプリは標準のDSPを利用しているとツイートしています。
They still use Hexagon (QDSP) from the Google Camera app on the Pixel 2 (XL) just like the Pixel (XL) and they still have a special google_camera_app SELinux policy domain. Other apps can't do what Google Camera does right now.
— CopperheadOS (@CopperheadOS) 2018年2月7日
Visual CoreはPixel 2発売時には有効になっていなかったものの、Android 8.1で有効化されていました。このときに標準カメラアプリでも利用可能になったものと思っていましたが、実際には使われていなかったのですね。たしかにAndroid 8.1で写真が変わったようには感じませんでしたが。
つまるところ、Pixel 2の標準アプリではVisual Coreを使わずとも高画質な写真撮影が可能。サードパーティ向けには手軽に高画質な撮影が出来る専用プロセッサを解放する、ということのようです。
でもせっかくなら、Pixel 2でVisual Coreを利用した場合とそうでない場合の比較も見てみたい気はします。いずれ利用可能になるのかな?
(source PocketNow)