3Dプリンターはだいぶ普及してきて、すでに特別なものという感じはなくなってきていますが、程度の差こそあれ、気になるのがその積層跡です。ABSで積層したものはアセトンを使って表面を溶かしてスムーズにするという処理をする人もいるようですが、結構な手間がかかります。
そんな手間を省き、簡単に表面をきれいにできるという「Polymaker」がKickstarterで出資募集中です。
この「Polymaker」、3Dプリント材料の「Polysmooth」と印刷後に表面処理を行う「Polysher」のセットで、3Dプリンタ自体は付属しません。Polysmoothは一般的な3Dプリント材料のABS、PLAが使えるプリンタなら使用できるようです。
特製はABSとPLAのいいとこどりみたいですね。
このPlysmoothで印刷後に使うのがPolysher。造形物を中に入れるとアルコール(エタノール)の霧が噴射され、表面を溶かすことでスムーズにしてくれるというものです。
サイズにもよりますが、20分~40分でテッカテカの表面になるようです。
5月26日まで出資募集していますが、すでに早割枠は終了しており、現在の最安は$249となっています。出荷は早ければ9月から。
表面処理に使うエタノールはともかくとして、3Dプリントの材料(スプール)は消耗品なだけにその後の入手性が気になりますが、これはちょっと気になりますね。
(source Kickstarter)