Earinから始まり、DOTやDashなど左右もワイヤレスなイヤホンが続々とリリースされていますが、また一つ、あらたなイヤホンがKickstarterに登場しました。RippleBudsというこのイヤホン、左右ワイヤレスというだけでなく、ノイズに悩まされないマイク性能に特徴があります。
外耳道の音を拾うマイク
すでに左右ワイヤレスというだけでは珍しくもなくなってきましたが、RippleBudsはワイヤレスということよりもマイク性能に特徴があります。
声は普通、口から出るものですが、その一部は耳の外耳道を通って出てきているということで、RippleBudsはこの音を拾うようになっています。マイクが外に向いていないので周囲の騒音や風の音などを拾わずにクリアな音声を送信できるそうです。
モノラルとステレオ
マイク性能がウリであり、ヘッドセットとしての用途を第一に考えているためか、片耳のモノラルタイプも用意されています。音楽鑑賞などには物足りないですが、高性能なヘッドセットが欲しいという人にはいいかもしれません。片耳の分、安くなるし。
他の左右ワイヤレスタイプとの比較
RippleBuds自身、すでに珍しくはなくなっているというを理解しているのか、他の左右ワイヤレスなイヤホンとの比較表も載せています。
バッテリ持ちは単体で5時間、充電ケースでは6回充電可能ということで、この辺は後発らしく一番長いですね。
イヤホンとしての性能
スピーカ回りの性能については、数字を見ても正直よくわからないのでとりあえず記載のあったスペックだけを載せておきます。見る人がみれば違いがわかるのでしょうね。
- RippleBuds
- Impedance: 16 Ω at 1KHz
- Output sound : 92.7db +- 3dB at 1KHz
- Bandwidth : 20hz ~ 20khz
- Earin
- ドライバー :バランスドアーマチュア
- 周波数特性 : 20-20,000kHz
- 感度 : 105dB SPL ±2dB
- インピーダンス : 25Ω
- The Dush
- Type: In-Ear Style, double barrier passive noise isolation (20-30 dB)
- Response bandwidth 20-20000 Hz
- Impedance 16 Ohm
- Output 10 mW RMS (with level limit)
- Total harmonic distortion <2% (1 KHz, 1 mW)
- Audio format: 16 bit stereo
Kickstarterのキャンペーンは4月22日まで
Kickstarterでは目標額の$50,000に対してすでに3倍近い$145,000以上を集めています。出荷は片耳タイプが7月、両耳のステレオタイプが9月の予定です。
Kickstarterの常として、この手のものは大抵納期が遅れるのですけどね。
(via engadget)
(source Kickstarter)