いよいよ来週、Galaxy S8が発表されますが、それに先立ち、Samsungが新しい音声アシスタントBixbyを発表しました。Galaxy S8にも搭載されるということです。
SamsungによるとBixbyは従来の音声アシスタントとは根本的に異なるとのこと。
まずアプリがBixbyに対応すれば、そのアプリが従来から持っているタッチ操作を、Bixbyを経由し音声でも行えるとのことです。また、ユーザが現在行っているコンテキストと状態を認識するほか、たとえ音声コマンドが不完全であったとしても現在の状態からコマンドを推測し実行する寛容性も持ち合わせています。
Galaxy S8には側面にBixby用のボタンが配置されており、これを押して音声コマンドで電話を掛けたりも出来るようになるとのこと。
Bixbyはクラウドに実装されるため、デバイスがインターネットに接続し、音声入力を行えるなら、Bixbyが利用可能ということです。サードパーティー向けにSDKの公開も予定されており、最終的にはエアコンやテレビなども操作できるようにする考えのようです。
イメージ的にはSiriやCortanaよりも、AlexaやGoogleアシスタントに近いですね。
Samsungは昨年、Siriの生みの親が新たに開発したAIプラットフォームVivを買収しています。
Vivは他の音声アシスタントとは違い、「それ」「あれ」「さっきの~」といった代名詞を理解できるという特徴があり、Bixbyの特徴とされているコンテキストの認識や寛容性などにその技術が活かされているのでしょう。
とりあえず、日本語を理解してくれるのかが気になるところです。
(source Samsung)