Samsungが最大256GBとなるUFS(Universal Flash Storage)規格に基づいたリムーバブルメディアを発表しました。
Universal Flash Storage
(UFS)Universal Flash Storageは、Nokiaを中心とした「USFA(Universal Flash Storage Association)」で規格が策定され、その後、半導体規格の標準化を行っている業界団体「JEDEC」が標準化を行いました。
SDカード陣営に加われなかったメーカーがSDカード対抗として規格策定を行ったのが始まりということで、もともとはリムーバルメディアを意識した規格です。
しかしこれまでリムーバルメディアとして製品化されたことはなく、製品化は今回が初めてとなります。
なお、内蔵ストレージとしては従来のsMMCに代わるものとして、一部のハイエンド端末では採用が始まっており、SamsungはGalaxy S6/S6 edgeからハイエンド機にはUFSを採用しているようです。
UFSの特徴
UFSの特徴はなんといっても転送速度の速さです。
内蔵ストレージとしてのUFSは読み込みが最大850MB/sで、PCで採用されているSATAベースのSSDの約2倍、書き込みも260MB/sでSSDの2倍という高速仕様になっています。
今回のリムーバルメディアでも読み込みは最大530MB/sで従来のmicroSDの約5倍、書き込みでも170MB/sでmicroSDの約2倍となっています。
対応製品の登場待ち
新しいメディアができたからすぐに利用できるかというと残念ながらそういうわけにもいかず、生い立ちからしてわかるようにmicroSDとの互換はありません。
対応する製品が出てくるまで利用はお預けとなりますが、噂のGalaxy Note 7には対応スロットが搭載されるでしょうかね?
(source Samsung)