「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律の一部を改正する法律」が2月1日に施行されました。これに伴い、IIJmioなどMVNO各社でも対応が始まっています。
この法律、その名前からわかるように、2008年に施行された「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」を現代のスマートフォンなどに合わせて改正するもの。
当時の内容では、青少年(18歳未満)のユーザーが端末を利用する場合には、事業者側にフィルタリングサービスの提供を義務付けていました。しかし、スマートフォンの普及によりフィルタリングサービスの利用率が低下。Wi-Fiが利用できるスマートフォンでは、そもそもフィルタリングが掛けられないという問題もでてきました。
そこで、法律を改正し、青少年が利用するスマートフォンにはフィルタリングアプリを利用可能な状態で提供することが義務化されました。ただし、保護者からの申し出がある場合にはこの限りではありません。
この法改正にMVNO各社も対応しているわけですが、ここで難しいのが、MVNOではかならずしも端末をセット販売していない点です。
フィルタリングアプリの設定義務が回線の提供事業者(MVNO)にあるのですが、端末は別で用意し、MVNOではSIMのみを提供することもあります。この場合、直接的にはフィルタリングアプリの設定は行えません。
このため、IIJmioでは、回線の利用者を確認し、青少年であればフィルタリングの必要性を説明。回線契約後にフィルタリングアプリをインストールしたかを申告してもらう形にするとのこと。
どのような対応を行うのか、明確にしているところはほかになさそう(BIGLOBEは対応を開始したことだけは発表していますが、具体的な内容は不明)ですが、これに近い対応になるのではないかと思います。
ただ、フィルタリングアプリが義務化されたとはいえ、その提供は基本的に有料です。費用を払う保護者側にしてみれば、余計な負担と感じるかもしれません。そうはいってもトラブルになってからでは遅いので、必要な出費としてフィルタリングサービスは使っておきたいところです。
とりあえず我が家では、小4の長男にはTONEモバイルを持たせていますが、利用制限等々、一通りそろっていてそれなりに便利に使えています。
通信速度は遅いですが、いまのところ外でガシガシ使っているわけではなく、外では基本的に連絡用。アプリや動画は家のWi-Fiでという感じなので大きな問題はありません。いずれ、外でハードに使うようになってきたら、何かしら考えたいと思います。