Cerevoが、ドコモが開発したポータブルSIMの技術を利用した最大4台のSIMを切り替えて利用できる「SIM CHANGER デルタ」の量産を行うため、クラウドファンディング「Makuake」でキャンペーンを開始しました。
最大4枚のSIMを利用可能
SIM CHANGERデルタは、ドコモが開発したポータブルSIM技術を含む「PSIM Suite」のライセンス契約を結んだ最初の製品ということです。
ようするにどういうことかというと、SIMはSIM CHANGERデルタに装着し、スマートフォンのSIMスロットにはブリッジカードというものを装着。
スマートフォン上のアプリから操作することで、スマートフォンが認識するSIMの情報を切り替えることが出来るというものです。
SIM CHNGERデルタとスマートフォンはBluetoothで接続するので、Bluetoothテザリングをしているようにも見えるのですが、通信しているのはあくまでもスマートフォン側です。
3,400mAhのバッテリを内蔵
SIM CHNGERデルタは3,400mAhのバッテリを内蔵しており、一回の充電の約1か月は持つということです。
Bluetooth接続なのでカバンの中に入れっぱなしでも大丈夫。
ただ、うっかりするとカバンの中に入れっぱなしにして、そのかばんを忘れてスマートフォンだけ持って外出、なんてことをしてしまいそうでちょっと怖いです。
メリットがある人は・・・誰?
ところでこのSIM CHANGERデルタ、最大4枚のSIMを切り替えて使えますが、同時に使用できるのは1枚のみです。
最近流行りのデュアル待受けのようなことはできません。
じゃぁ、どんな時に使えるのかというと、例えば通話の時はキャリアのかけ放題回線、ポケモンGOをするときはFREETELなどのポケモンGOの通信が無料になるSIM、動画を見るときは使い放題SIMという感じでしょうか。
実際のところ1台の端末でこんなに使い分けて使う人はいないと思う(複数端末でやる人はいると思うけど)ので、今一つ使いどころがわかりません。
普段から複数のMVNOのスピードテストをしている人は捗るかもしれないけど。
それでも、SIM CHANGERデルタが登場することで、これまではなかった新しい使いかた、スタイルというのも登場するかもしれないので、その辺に期待したいところです。
出荷は2017年3月予定
現在Makuakeで出資募集中ですが、最安は本体とブリッジカードがそれぞれ1つずつの10,800円コース。
ブリッジカードはAndroidもしくはiOS用のどちらかを選ぶ形ですが。
Android用とiOS用の2つのブリッジカードが付いたコースもあります。