最近あちこちで見かけることが増えたスマートロック。我が家にも付いているのですが、いちいち鍵を取り出す必要もなく、子供でも簡単にロックの解除ができるので本当に助かっています。
そんなスマートロックがアップデートミスにより解除不能になるという事案が発生しています。
不具合が発生したのはRemoteLock LS-6i/6000i。RemoteLockの機器はファームウェアの更新がサーバーからリモートで行われるのですが、誤って別機種のファームウェアを配信。結果として、そのアップデートを受けた機器はエラー状態でサーバーにも接続できなくなり、暗証番号でのロック解除も不可能になってしまったとのこと。影響を受けた機器は500台ほどだということです。
家のスマートロックもRemoteLock製(LS-5i)。そういえば以前にOTAでアップデートがありました。
解決するために、スマートロックを取り外しRemoteLockに送付、RemoteLockで修正を行い返送するか、アップデート済みの交換品が送付されるのを待つという選択肢が提示されています。
前者の場合は約1週間、後者の場合2週間必要とのこと。ただ、LS-6iはドアノブと一体のため、前者の対応をするとドアそのものが使えなくなります。あまり現実的な方法ではなさそうです。後者の場合、スマートロックとしては使えませんが、物理的なカギを利用し、普通のカギとドアノブとしては利用し続けることが可能です。
ちなみに日本では販売していないモデルなので、国内での影響はないのではないかと思います。
今回はモノがスマートロックだっただけに、日常生活を直撃して問題が大きくなりましたが、IoT機器が普及するにつれ、同様の問題はわりとあちこちで発生する・しているんじゃないかと思います。
その場合のリカバリー方法も製品を選ぶうえで今後重要になっていきそうです。
(via CNet)
(source RemoteLock)