Spigenがスマートフォンのディスプレイに塗るだけで、汚れや指紋が付きにくくなるだけでなく、強化ガラス(9H)と同程度に硬化するという液体コーティング剤GLAS.tR ナノリキッドを発売しました。
主素材の二酸化ケイ素(SiO2)が水晶化することで強化ガラス程度の硬度になるほか、ナノサイズの二酸化ケイ素(SiO2)の粒子がガラス表面の微細な隙間を埋めることで、指紋やほこりなどの汚れが付きにくくなるとしています。
この種のガラス面に塗るだけで硬化し、傷に強くなるコーティング剤の走りはグラスアーマーだと思いますが、以前に試した際は確かに効果を確認することはできました。
ただ、それが硬化によるものなのか、ガラス面がコーティング剤で埋まることで平滑化し、傷がつきにくくなっただけなのかは定かではありません。
Spigenの動画では、ディスプレイにカッターで当てて傷がつかないことをアピールしていますが、そもそも最近のゴリラガラス等では、素の状態でもカッター程度では傷はつきません。
もっとも、水晶化し、9H程度の硬度になったとしても、ほこりに含まれる石英などにより傷が付きそうな気はします。傷については過信せず、フッ素コーティングの代わりくらいに考えていたほうがいいのかもしれません。
(source PRTimes)