スマートフォンの小さな画面で快適にキーボード入力するにはどうすればいいか、また、VRゴーグルを装着した状態でキー入力するにはどうすればいいのかという点について、これまでも様々なアプローチが考えられていますが、その中でも有力かもしれない入力方法 TAP Strap Keyboardが発表されました。
TAPは見た通り指にはめて使うデバイスで、スマートフォンとはBluetoothで接続します。そして嵌めた指で何かの表面をたたくと、その時の指の組み合わせで文字が決まり、キーボード入力できるというものです。この指の組み合わせを覚えるのが大変そうですが、1時間程度のトレーニングで習得可能だそうです。
机の振動を拾うことで入力したキーを認識するという仮想キーボードはありましたが、QWERTY配列から離れて指の組み合わせで文字を決定するというのはありそうでなかったアプローチではないでしょうか。
スマートフォンやスマートウォッチなど画面が小さなデバイスへの入力だけでなく、視覚障害を持つ人への入力装置としても検討されているそうです。
この手のものは発表するだけして実際には影も形もないコンセプト段階ということもあるのですが、すでにベータ段階にきており、年内発売予定となっています。
実際に1時間で入力方法を習得できるのかは怪しいと思いますが、習得できれば便利そうですね。
(via The Verge)
(source prnewswire)