VRゴーグルが花盛りですが、そのVRの広い視野(360度スクリーン)を利用し、デスクトップ環境を再現しようというプロジェクト「Marvel」がIndiegogoでキャンペーンを開始しました。
スマートフォンを組み込んだVRゴーグルを装着し、スマートフォン上で仮想OSを動かすことでVRゴーグル内で各アプリがデスクトップPCのようにウィンドウ表示されるというものです。もちろん作業のためにはBluetoothマウスやキーボードを接続する必要があります。
VRゴーグル着けてたら手元見れないし、キーボードも打てないのでは?という気もするのですが、どうやらVRゴーグル内蔵のカメラを使ってパススルー、要するにVRゴーグル内には常にカメラを通した実際の映像が表示されており、その上にウィンドウ表示を重ねるというものみたいです。
便利そうな気はするのですが、処理能力がスマートフォン依存という点が厳しそうですね。どうせならPCに接続して使う(PCのディスプレイとして使える)、あるいは単体でPCとして動作するというもののほうが可能性を感じます。
キャンペーン開始からすでに20日経っていますが、目標額$500,000に対して$3,841(21人の支援者)しか集まっていないという状況です。出資枠は$99。出荷は12月の予定となっています。
かなり厳しい状況ですが、indiegogoは目標額に到達したかどうかに関わらずキャンペーン成功となるFlexible Goalという仕組みがあり、今回のMarvelもそれを利用しています。なので基本的に返金はないので注意が必要です。
(source indiegogo)