現在、海外の一部のXperia Z2(D6503)、Z3(D6603)、Z3 Compact(D5803)で実施されているXperia Beta Programで「Charging optimization」という設定が追加されたようです。
Xperia Beta Programはイタリア、スペイン、オランダで実施されているAndroid 6.0 Marshmallowの公式ベータプログラムです。
以前から実施されているコンセプト プログラムとは別物で、コンセプトプログラムがユーザからの意見を聴くことを目的としているのに対し、ベータプログラムは純粋に品質を高めるためのものです。
そのベータプログラムで追加された「Charging optimization」は、説明を見る限り、バッテリの寿命を延ばすために充電を調整しているようで、これを有効にしているとデバイスの使用時間が短くなることがある、ということです。
The amount of change has been adjusted to extend the battery lifetime. This may shorten the usage time of your device.
スマートフォンに使われているリチウムイオンバッテリは継ぎ足し充電を行った際に発生するメモリー効果がない(継ぎ足し充電をおこなっても問題がない)というのがウリですが、半面、満充電の状態が長く続くのはバッテリ寿命に影響を及ぼすそうです。
参考:リチウムイオンバッテリーなら株式会社ベイサン | 13. リチウムイオン電池を上手に使う方法
このため、あくまでも予想ですが「満充電になったら充電を停止し、90%以下になるまでは充電を再開しない」などの調整を行っているのではないかと思います。
ノートPCなどではよく見る設定ですね。
これまで、同一のスマートフォンを長期間利用することがなかったのでバッテリの劣化というのはあまり意識したことがなかったですが、スマートフォンの価格が10万円近くなり、スペックもそろそろ頭打ちになってきているので、そろそろ1台を長く使うということも考えたほうがいいのかなぁ。
(source Xperia Blog)