先日、Xperia X Performanceで4K撮影を行う方法を紹介した際、4K撮影でも30分以上問題なく撮影することができ、背面温度も40℃ほどでした。
しかし、Android AuthorityでXperia X(Performanceではない)の動画撮影が温度上昇で停止するという記事が出ていたので、再度確認してみました。
Xperiaの標準カメラアプリで動画撮影
Android Authorityで報告されていたのは4Kではなく1080pでの撮影だったので、今回はXperia X Performanceでも標準カメラアプリで動画を撮影してみました。
すると、まず12分を過ぎたあたりで、「本体温度が上昇したたため、一部のカメラ機能が利用できません」という警告が表示されました。
そのまま撮影を続けたところ、14分30秒ほどで温度上昇のため撮影が停止しました。
このときの背面温度は40℃ほど。
前回Open Cameraで4K撮影を30分以上続けたときも同じような背面温度だったので、「なぜ?」という感じです。
Open Cameraで1080p撮影
確認のため、Open Cameraでも1080p撮影を行ってみました。
Open CameraはXperia X Performanceの標準カメラアプリでは撮影できない4K動画撮影も行えるカメラアプリです。
こちらは問題なく30分以上撮影が行え、30分時点での背面温度は40℃。
どうやら背面温度と撮影が終了する温度上昇とは関係がなさそうです。
ちなみに、撮影直後のディスプレイ側の温度は43℃となっていました(カメラの真裏あたり)。
標準カメラアプリでも同様だったのですが、ディスプレイ側は背面よりも2~3℃高くなるようです。
Xperiaで撮影が止まるかどうかはバッテリ温度次第?
背面温度が関係ないとすると、内部の温度が原因ということになりますが、Battery Mixのログを見ていたら気になる点がありました。
Battery Mixではバッテリの内部温度も記録しているのですが、これが46℃を超えたときに標準カメラアプリが終了していました。
Open Cameraはどうなのかというと、なぜか上限45.5℃をキープしています。
これがOpen Cameraが終了せずに撮影を続けられる要因なのでしょうか?
前回、4K撮影をおこなったときのログも残っていたのですが、こちらでも最大で45.5℃までとなっていました。
結論:動画撮影するならOpen Cameraを使ったほうがいいかも
試しにXperia Z5 Compactで標準カメラアプリ、One Camaeraの両方で1080p撮影をしてみたところ、Open Cameraは上限46.5℃キープ、標準カメラアプリは47℃を超えたところで温度上昇により終了という結果になりました。
Open Cameraに何かしら上限温度を制御しているか、Xperia側で3rdパーティアプリには上限を固定するような処理が入っているのでしょうか?
そんなわけで、結局原因はわかりませんが、Xperia X Performanceで動画撮影をするなら、Open Camera等の3rdパーティ製アプリを使ったほうが無難かもしれません。