日本時間の19日早朝、米国で開催されているEvernote Trunk Conference(ETC)の中で、Evernote Developer Competitionの最終候補のプレゼンがありました。なんて書くと難しい話に聞こえますが、要するにEvernoteのイベントの中で、Evernote関連アプリの選考会があったということです。選考結果は日本時間の19日夜にはわかるんじゃないかと思いますが、この中で、touchanoteというアプリが面白そうだったのでちょっと紹介します。
touchanoteが何者かというと、NFCを搭載したAndroid端末上で動くアプリです。NFCというのは近接通信の仕組みで日本で言うところのおサイフケータイもこのNFCに含まれます。ただし、方式が違うため単純にNFC=おサイフケータイと考えるのはダメみたい。このあたりは、こちらのスライドで解説されています(@touchRLさんに教えて頂きました)。
で、どのように使うかというと、たとえば、机の引き出しの中のものをすべてEvernoteのNoteに書いておき、関連付けしたNFCタグをその引き出しに貼っておきます。すると、NFC対応の端末でタグを読むと関連付けられたNoteが表示されるという感じです。他にも、家電製品のマニュアルをEvernoteに取り込んでおき、NFCタグをその家電に貼り付けておけば、必要なときにマニュアルをすぐに呼び出すことも出来ますね。
ただ、このNFCを使える端末はいまのところNexus S、SamusngのGALAXY S2のグローバル版(日本で出ているものはNFC非搭載)ぐらいだと思います。今後、搭載機が増えていくと思いますが、日本国内ではおサイフケータイとの関係で対応が遅れそうな気が……。このあたり、うまく折り合いがつくといいのですが難しいのかな?
なお、touchanoteのアプリはマーケットから入手可能、使うNFCタグは1個$3、10個$10、25個$20で発売中のようです。対応端末を持ってれば飛びつくんだけどなぁ。
あと、Youtubeになぜか日本語の説明ビデオがあったので貼っておきます。