先日到着したnookですが、実は中身はandroid、というのは前に書いたとおり。世の中には「android端末がそこにあるなら、rootを取らずにはいられない」という尊敬すべきギークな方々がいるわけで、nookもすでにrootを取ってandroidタブレットとして使う手法が確立されています。
手順はxdaのtouchnooterスレッドに書いてある通りです。おおざっぱに言えば、イメージをmicroSDに焼いて、それをnookに差して電源投入。後はいつも通りandroidの初期設定をするだけです。最初のイメージを焼くのが一番の難所かもしれないというぐらい簡単です。
このイメージ焼きはLinuxが使えるならddコマンドでやるのが手っ取り早いです。windowsでやる場合、win32diskimgerというツールを使うのが楽ですが、うちのXPなノート(thinkpad X60)では、エラーが出て使えませんでした。win7なノートでは問題ありませんでしたが、原因は不明です。
その他の注意点として、microSDを刺して起動した後のandroidの初期設定では、忘れずにGoogleアカウントの設定をスキップしましょう。いくら入力してもここでは設定できません。しかも、ここで入力してしまうと、後でマーケットにはつながるけどダウンロードできない、Gmailが使えないという事態に陥る可能性があります。私がなりました。初期設定時のアカウント入力が原因とは言い切れないのですが、本体初期化後に今度はちゃんとスキップしたところ、問題はでませんでした。手順にもスキップしろと書いてあるので、大人しく指示に従いましょう。
上記手順でrootを取得したあとはlauncherEXなホーム画面のandroid端末になっています。なので、アプリをマーケットからインストールする事も可能です。で、nook購入の目的でもあったi文庫をインストールしたら、ちゃんと使えました。nookの標準機能では開けなかったPDFも表示できるし、青空文庫の縦書き表示も完璧です。流石にPDFの表示では動作がやや遅いですが、タップでのページ送りも完璧に動くので使い勝手は悪くないです。rootedの状態で電池がどの程度保つのか未知数ですが、E-Ink搭載のandroid端末として当分の間は楽しめそうです。