MMD研究所主催の第6回MVNO勉強会に参加してきました。今回のテーマは「MVNO業界はどう変わる? 今年の振り返りと2018年に向けて」。
いつも通り、直近の格安SIM界隈の調査データ報告があったのですが、その中で、いくつか面白いデータがあったので紹介します。
初めて買う子供のスマホキャリアは親の契約キャリアに依存する
まず、子供の学年別の携帯(スマホ)所有率。
調査母数が分からないのであくまでも参考データですが、小学1年生の時点でお子様ケータイなどなんらかの通信手段を持っているようです。
そして初めて買うスマホの契約キャリア。親がMNO3キャリアの場合、ほぼそのまま親のキャリアで契約するようです。これはやっぱりシェアオプションや家族割があるからでしょうね。
そして親が格安SIM(MVNO)を使っている場合、子供もMVNOを契約する割合が高くなっています。こちらは安くなることを身をもって知っているから、ということでしょうかね?
格安SIMの主回線割合
格安SIM(MVNO)ではドコモ系、au系、SoftBank系とありますが、メイン利用の格安SIM回線を調査したところ、圧倒的にドコモ回線の割合が高いようです。
SoftBankが多いのはY!Mobileが入っているからですね。
音声契約が伸びている
少し意外だったのが、データ契約と音声契約の割合。圧倒的にデータ契約なのかと思っていたのですが、音声役が6割以上を占めているとのこと。
これはやっぱり、メイン回線として使っている人が増えてきているということなんでしょう。あるいは、音声契約で端末を安く買って寝かしている人が多いのか……。
回線接続費の透明化を
質疑応答では、MVNO3社(mineo、BIGLOBE、AEONモバイル)とも、MNOとの回線接続費が果たして適正なのか、費用の算出根拠を示してほしいと話していたのが印象的。
また、サブブランド(Y!Mobile、UQ Mobile)を優遇せず、公平にしてほしいとの話も出ていました。
この辺の話はまた近いうちにまとめたいと思います。