PC Depoで展開されているタブレット付きの電子書籍定期購読サービス。例えば12.9インチのiPad proも電子書籍とセットで月々2,500円、iPad mini 4なら1,200円で利用できるというサービスです。
iPadなどもキャリアで購入するCellularモデルなら分割払いで購入できますが、WiFiモデルだと一括購入が前提になるためちょっと買いづらい、という場合には非常に魅力的に映るサービスのように感じます。そこで、実際にお得なのかどうかを検討してみました。
本当に安いのか?
あらためてサービス内容を確認すると、対象のタブレットと電子書籍の定期購読がセットになったサービスで、3年間の継続契約が必要です。この間、途中解約は不可となっています。
セットになる端末ですが、現在(2016年5月5日時点)の対象端末は下記の6機種。
それぞれストレージ容量やセットにする雑誌によって月額は変わります。なおトップ画像でXperia Z2 TabletがZ3 Tabletより高くなっていますが、Z3 TabletはZ3 Tablet Compactのことです。
端末は、契約から2年後にその時点の同等モデル新機種に5,000円でアップグレードが可能になります。ただこの5,000円は契約時に事前に支払っておく必要のあるオプションサービスです。
どれぐらい安いのか計算してみる
とりあえず、ナショナル ジオグラフィック日本版とiPad mini 4(16GB)の組み合わせ(月額1,296円(税込))で考えてみます。ナショナル ジオグラフィックの電子版は年間購読が8,370円なので、月額697.5円。PC Depoのセット価格からこれを引くと、端末代は598.5円となります。
3年で支払う端末代金は598.5 x 12 x 3で21,546円。ナショナル ジオグラフィック日本版(あるいは他の雑誌でも)を定期購読したいという人にとっては非常に安くiPad mini 4を手に入れることができます。
雑誌はおまけと考えると3年間の支払額は1,296 x 12 x 3で46,656円(税込)。iPad mini 4(16GB)WiFi版の定価が46,224円なのでほとんど変わらないです。単純に端末を36回払い(金利はほぼ0%)すると考えると悪くない気もします。
端末はレンタル
非常に魅力的に映りますが、1点だけ注意する必要があるのが、端末はレンタルだということです。つまり、3年後にサービスを解約すると端末を返却する必要があります。
解約時に2万円ほどで端末の買い取りも可能ということですが、3年落ちの端末を2万円で買い取るのも微妙ですね。
端末が手元に残らなくてもいいならメリットしかない?
3年間同じ端末を使い続ける人というにもそうそういない気がしますが、このサービスの場合だと2年後には新端末に更新が可能(別途5,000円は必要)です。そう考えると、端末を購入するよりも少ない額で定期的に新しい端末に更新できるというメリットもあります。
iPadなどのタブレットは欲しいけど一括で購入するのは厳しいという場合には、選択肢としてありではないでしょうか。
更新履歴
2016.05.05 内容が古くなっていなので、全面的に書き直しました。
(link PC Depo)