2016年11月14日(月)は満月、しかも月が地球に近づいているため68年ぶりとなる大きな満月(スーパームーン)となるようです。
そんなスーパームーン、せっかくなので写真に残したいところですが高いデジタル一眼なんで持ってないし・・・という人のため、スマートフォンでそれなりに撮影する方法を紹介します。
※最初に断っておくとトップ画像の月はスマートフォンで撮影したものではありません・・・。
今回利用したスマートフォンはHUAWEIのhonor 8です。
他のスマートフォンでも同様の方法で撮影できると思いますが、最低限、ISOとシャッター速度を調整できないと厳しいです。
iPhoneのように標準では調整できない機種でもアプリを入れればなんとかなる場合もあります。
まず自動設定で普通に月を撮影しようとすると、月が明るく光ってしまって、おそらくイメージしている写真とは違うものが写ります。
そこで、プロモード(マニュアルモード)を使い、ISOを最低(多くの機種では100あたりが最低)にします。
そして、ホワイトバランスをオート、フォーカスをマニュアルで無限遠(∞)に設定します(設定できなければAFでも大丈夫です)。
シャッター速度は写真を撮りながら調整していきます。
シャッター速度は速いほど(1/640とかの分母が大きいほど)暗く、遅いほど明るく写りますが、月を撮影する場合は1/640とか1/1000とか、スマートフォンではあまり使ったことがないシャッター速度でキレイに写ると思います。
上記の設定をすると、画面上は点みたいな感じで月が写りますが、ちゃんと撮影できるはず。
上記の画像を等倍で切り出すとこんな感じです。
雲がかかっていたので、晴れていればもう少しだけ鮮明にはなると思います。
ただ、スマートフォンだとこの辺が限界ですね・・・。
月であれば、5,000円前後の望遠鏡でも十分大きく見えるので、安いのを1本買ってしまうのもいいかもしれません。
最近はどのメーカーもスマートフォン用のマウントなどを出していたりするので、スマートフォンでの撮影に苦労することは少ないと思います。