Nothingは3月23日、同社の3つ目のイヤホンとなるNothing Ear (2)を発表しました。価格は2万2800円。公式サイトおよびKith Tokyoで3月23日から先行販売を実施しており、量販店での一般販売は3月30日からとなります。
見た目はほぼEar (1)のままですが、地味に改良が加えられており、ケースサイズも若干小さくなっています。
もちろんイヤホン自体も改良が加えられており、11.6mmというサイズはかわらないものの、ダイナミックドライバーが独自設計のものに変更。ダイヤフラム(振動板)にはポリウレタン(PU)とグラフェンの複合材料を試用しているとのこと。
独自のデュアルチャンバー設計により、より広い空間を確保し、スムーズなエアフローとよりクリアなサウンドを実現したとしています。
また、あらたにLHDC 5.0コーデックを採用し、24ビット/192kHzのハイレゾ再生に対応しました。
ANCの対応は従来どおりですが、周囲の騒音にあわせて自動でANCのレベルを調整するアダプティブモードを搭載しています。
操作はタッチではなく、ステム部分のつまむプレス操作。曲のスキップや音量調整などを行えます。この操作は、専用アプリからカスタマイズも可能です。
バッテリー持ちはANCのオフでケース込みで最大36時間。10分の充電で最大8時間利用できる急速充電に対応します。また、最大2.5Wのワイヤレス充電にも対応しています。
このほか、2つのデバイスに同時に接続できるデュアルコネクションに対応。ようするにマルチポイントですが、「例えば、PCで音楽を視聴中にスマートフォンに着信がある場合、Ear (2)が自動的に着信を知らせます。ユーザーはイヤホンのプレスコントロールを使って簡単に電話に出ることができ、通話が終わるとイヤホンは自動的にPCでの音楽再生を再開します」とのこと。
ちなみに、ティザーにアトラスオオカブトが使われていたことに特に意味はなく、Ear (1)がテントウムシだったので、進化しているのがわかりやすいだろうということで採用したと、発表に先立って行われた「Nothing Ear (2) プレブリーフィング」で、Nothing Technologyの共同創業者アキス・イワンジェリディス氏が説明していました。
一般販売は、MoMA Design Store、二子玉川 蔦屋家電、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ケーズデンキ、e☆イヤホン、池部楽器店パワーレック、HATCH、NTTぷらら、ひかりTVショッピング、エディオン、上新電機で実施。予約は3月28日から開始されます。