Nothingが3月23日23時からイベントを開催し、ear(1)に続く新製品「phone(1)」を2022年夏に発売すると発表しました。残念ながら、期待されていたphone(1)そのものの発表はありませんでした。
イベント自体はYouTubeで視聴できますが、ユーザーのために製品予告というよりも投資家に向けたアピールのように感じました。しっかりと次期製品も開発しているので、安心して投資してほしいという印象。また、4月5日には、個人投資家向けのコミュニティ投資(2)も実施されるので、その宣伝という側面が強く出ていました。
このコミュニティ投資、2021年に行われた1回目には、150万ドル分の割り当てを開始54秒で達成。このため、2回目となる今回は1000万ドル分に増枠したとのこと。コミュニティ投資で得られる株式は、シリーズBの資金調達と同じ評価で提供されるとのことです。なお、コミュニティ投資は日本からも参加可能です。
肝心のphone(1)については、あまり多くの情報は明かされませんでしたが、それでもいくつかは判明しています。まずOSですが、これはもちろんAndroid。カスタマイズを施した、Nothing OSを搭載します。
主にデザイン面に力を入れているようで、その工夫により画面の遷移等で遅延を感じさせないようにしているとのこと。
外観ついては残念ながらほとんど情報がありませんが、背面デザインらしきものは公開されています。
イベントに合わせて、Carl Pei氏のインタビューを公開したWiredは、この白い部分はLEDで通話相手や再生する音楽によって色が変わるのではないかと予想しています。インタビューの中で、Carl Pei氏は「私たちが製品をデザインするときの原則のひとつは、誰かがその製品を2秒間見て、目を閉じて、その製品の象徴的な部分をスケッチできるようにすることです」と述べています。
結局のところ、詳細は夏までおあずけという形ですが、どうのような端末が登場するのか、期待して待ちたいところです。
Source: Nothing