NTTソノリティが、独自のPSZ技術を搭載するワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」の一般販売を開始しました。現在、ビックカメラグループで取り扱いを開始しており、価格は2万4200円。Amazonでは4月中旬から発売予定。その他の家電量販店でも順次展開していくとのことです。
nwm MBE001は、2022年12月にクラウドファンディングを実施していた製品。NTTグループとしては初となるコンシューマー向け音響ブランド「nwm(ヌーム)」の第2弾製品となります。第1弾の有線版は11月に発売済み。
いわゆる耳を塞がない系のイヤホンですが、単に耳をふさがず、耳元で音を鳴らすだけではなく、独自のPSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)技術を搭載しているのが大きな特徴となっています。
PSZは、簡単に言ってしまうとアクティブノイズキャンセリング(ANC)を外向きに行っているというもの。通常、マイクで周辺の音を拾い、その逆位相の音を耳に流すことでノイズを打ち消すANCですが、PSZでは流している音と逆位相の音を外に向けて流すことで、音漏れを打ち消しています。
イヤホンの仕様としては、12mmのダイナミック型で、SBCとAACのほかaptXに対応。「没入感ではなく、周囲とつながる気持ちさ」を追求したとのことで、音楽をじっくりと楽しむような製品ではありません。ただ、説明会の会場で試した限りでは、意外と音質はいいと感じました。流石に周囲が騒がしいと聞こえづらくはなりますが、自宅や仕事中に音楽を聴く用途では十分ではないかと思います。
なお、今後専用アプリがリリースされ、イコライザーの設定などにも対応するとのことです。