Oculus RiftにHTC Vive、そしてPlaystation VRと今年はVRディスプレイが一斉に発売となります。すでにOculus RiftとHTC Viveはそれぞれ83,800円、111,999円という国内価格が発表されており、予想よりも高かったなぁと思っていたりするわけですが、実際にこれらの製品を使うためには更なる出費を覚悟する必要があります。
ハイスペックなパソコンが必要
VRヘッドディスプレイ、VRゴーグルは基本的に「ディスプレイ」なので、そこにコンテンツを配信し様々な処理をするための本体、つまりパソコンが必要になります。残念なことに単体では利用できないのですよね。ほんとに残念だ。
そして3Dでグリグリ動かしたりする必要がある分、パソコン側にも相応に高いスペックが求められています。
下記はOculus Rift、HTC Viveそれぞれが公式に発表している推奨スペックです。
Oculus Rift | HTC Vive | |
---|---|---|
Video Card | NVIDIA GTX 970/AMD R9 290同等以上 | NVIDIA GTX 970/AMD R9 290同等以上 |
CPU | Intel i5-4590同等以上 | Intel i5-4590 / AMD FX 8350同等以上 |
メモリ | 8GB以上 | 4GB以上 |
ビデオアウトプット | HDMI 1.3 | HCMI1.4 or DP1.2以降 |
USB | USB3.0 x 3 + USB2.0 x 1 | USB2.0/3.0 x 1 |
OS | Windows 7 SP1 64bit 以降 | Windows 7 SP1以降 |
どちらも似たようなスペックですね。ViveがHDMI1.4を必要としているのが注意点でしょうか?
自作派ならクリアしている人もいると思いますが、そうでない人にはDELLやASUS、ALIENWAREなどが対応のPCを用意しますが、どれも10万円以上したります。自宅でデスクトップPCを使っている場合にはビデオカードのみ交換すれば対応できる人も多そうですが、NVIDIA GTX 970なビデオカードは概ね4万~5万円です。
ALIENWAREのあたりだとノートPCでもクリアしているものがありますが、普通のノートPCでこのスペックをクリアするのは難しいでしょう。近年流行っているSurfaceなどのタブレットPCでもグラフィックのスペックが足りないので、VR用に別途PCを用意する必要がありそうです。
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また、Mac派の人も別途用意が必要ですね。Mac Proならクリアしてるのかな?
導入コストはPlayStation VRが一番低い?
PlayStation VRの詳細はまだ不明ですが、PlayStation 4とつなぐことになるはずなので、本体の価格次第ですが導入コストは一番低くなる可能性が高いです。
公式には今年前半にリリース予定とされていますが、非公式には今秋になるという話もあったりするPlayStation VR。そんなPlayStation VRのプレスイベントが3月15日に開催されます。ここで詳細の発表があるんですかね?