12月4日に発売となるエンジニア向けのUMPC、One-Netbook A1をレビュー用にお借りました。ただ借りたのはプロトタイプ。中身が製品版とは異なります。ということで、とりあえず外観を中心に軽いインプレションをお届けします。
One-Netbook A1は、LOOX Uっぽい回転するディスプレイを備えた7インチのUMPCで解像度は1920×1200。ディスプレイを背面に回すのではなく、キーボード上に回転して閉じられるので、タブレットスタイルで使うときに、背面のキーボードが気になることもありません。
One-Netbook A1とOneMix 3Sをタブレットスタイルにして裏返したところ。OneMix 3Sはキーボードが裏面に来てしまいますが、One-Netbook A1はそのまま。
そんな背面には、75mmピッチのネジ穴があり、VESAマウントで固定可能です。サーバーとか産業機器の保守用に、アームに固定して使えるようにですね。
インターフェースは、背面にRS-232とmicroHDMI、USB-Ax2、RJ45。向かって左側面にUSB-CとmicroSD、右側面に3.5mmジャック。また、背面左隅にはストラップホールもあります。
UMPC好きには気になるキーボードの仕上がりですが、打鍵感はそこそこ。記号の配列が特殊ですが、UMPCとしては許容範囲でしょうか。なお、プロトタイプは英語配列ですが、製品版は日本語配列です。ただ英語配列モデルも予約販売は行われるとのこと。
8インチのOneMix 3Sと比べてもキーボードが一回り小さいので、タッチタイプはかなり厳しいのではないかと思います。
また、光学式ポインティングデバイスは、両手持ちで使うには不向き。机上で使うには使いやすいですが、この辺りは立ち作業も多いサーバ保守などで使うには向いていなさそうですが、CUIでの操作も多いし、気にならないのかも。
また、本体が550gと軽いので、片手で支えつつ、片手で操作をしても苦ではありません。
今回お借りしたプロトタイプは、CPUがCore i7。製品版はCore m3-8100Yなので使用感などは参考になりませんが、OneMix 3Sと同じと考えれば、十分実用はできる性能のはず。エンジニア向けではあるものの、小型端末好きには刺さるものがありそうです。