One-Netbookの8.4インチ端末、OneMix 3Sを購入してみました。日本でも発売予定となっていますが、今回はGeekbuyingから購入。Core m3-8100Y、RAM 16GB、ストレージ512GBモデルです。
OneMix 2Sよりも一回り大きい8.4インチなOneMix 3S
まずは外観から。購入したのはOneMix 3Sなので、筐体はブラック。なお、OneMix 3はシルバー、OneMix 3Sプラチナエディションはガンメタリックになっています。
7インチのOneMix 2Sと並べると、サイズが一回り違います。また、厚みはOneMix 3Sのほうがわずかに薄くなっているのがわかります。
インターフェースは右側面にmicroSDカードスロット、USB Type-C、USB Type-A。
左側には3.5mmジャックとmicro HDMI。
排気口は、OneMix 2Sと同じく、ヒンジ側(本体奥側)。
吸気口は底面にあります。
ちなみに、日本発売も予定されているためなのか、めずらしくGeekbuying販売分にも技適マークがありました。
変則的なキーボード配列
キーボードの配列は、大まかにはOneMix 2Sを踏襲。ただ、数字キーが他のキーと同じサイズになったため、「Tab」と「~」の位置が変則的です。また、指紋センサは右上に移動されています。
日本語入力の切り替えで使う「Alt」+ 「~」のコンビネーションがやりづらいですが、これは他のキー(Shift+Spaceとか)を割り当てればなんとかなります。ただTabの位置はもう少しどうにかして欲しかった……。
とはいえ、キーの押し心地は問題ありません。キーピッチも18mmあり打ちやすいです。OneMix 2Sのキーボードをそのまま大きくした感じです。なにより、8インチのFalconで感じたギシギシと軋むというか擦るような感覚もありません。
ベンチマーク
メモリが16GBになったものの、CPUはOneMix 2Sと同じCore m3-8100Y。あまり差は付かないのではと思いつつ、ベンチマークをとってみました。
ベンチマーク | OneMix 3S | OneMix 2S | Falcon |
---|---|---|---|
CINEBENCH R20(CPU) | 530cb | 499cb | 514cb |
CINEBENCH R20(Single Core) | 291cb | 232cb | 168cb |
PCMark 10 | 2401 | 2530 | 1624 |
3DMark(Time Spy) | 306 | 275 | 125 |
3DMark(Fire Strike) | 789 | 698 | 361 |
3DMark(Cloud Gate) | 5027 | 4783 | 2930 |
ドラゴンクエストXIベンチマーク (標準品質/1280×720/ウィンドウ) | 5748 快適 | 5613 快適 | 2555 やや重い |
やはりOneMix 2Sとのは差は誤差の範囲でしょう。
ところで、512GBのストレージですが、下記のように分割されていました。これは何か理由があるのでしょうか?
充電はあいかわらず特殊?
OneMix 2Sでの不満と言えば充電対応。12Vでしか充電できず、使えるアダプタやモバイルバッテリが限られていたのですが、OneMix 3/3Sは、5V/9V/12Vに対応したとのこと。
試してみたところ、CheeroのPD 45WアダプタやOmarsのPD 30Wモバイルバッテリでは12Vでの充電ができました。また、5V/2Aで充電できるのも確認済み。
ただし、PD 45WのApollo Travellerでは、充電ができませんでした。どちらの側に問題があるのか定かではありませんが、おそらくはOneMix 3S側ではなかろうかと思っています。ちなみに、Apollo TravellerはOneMix 2Sも充電できません。
まとめ
基本的にはOneMix 2Sからサイズが大きくなっただけではありますが、それだけでもキーボード入力を含め、各段に使いやすくなった感があります。
サイズの好みは人によって違うでしょうが、7インチでは少し小さすぎる……という人にはぜひ試してほしいと思います。
OneMix 3SはGeekbuyingで購入できるほか、AmazonでもOne-Netbookの日本ストアでも販売を開始しています(8月3日入荷予定)国内保証が必要な人はこちらを選んだほうがいいでしょう。