OPPOが、完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Air3i(アンコー エアスリーアイ)」を2月15日に発売します。価格は4980円。
このレビューについて:メーカーからレビュー用に製品を借りましたが、メーカーは記事内容に関与しておらず、記事公開前の確認も行っていません。
最初に貸出の話が合った際、よくある安価なイヤホンかとそれほど乗り気ではなかったのですが、OPPO A79 5Gとセットで借りて試してみたら意外と悪くなかったです。
形状としては、ステムが長めのインナーイヤー型。片耳約3.7gと軽量で、着け心地は良好です。接続はSBCとAACで、Bluetooth 5.3に対応。イヤホンはIPX4の生活防水仕様です。
ちなみにケースは上半分が半透明でマットなデザイン。せっかくなら全体を……とも思いますが、難しいのでしょうね。
肝心の音質ですが、軽い着け心地にもかかわらず、予想以上に低音が強くで初めはびっくりしました。反面、デフォルトだと中高音がスカスカというか、かなり軽い印象。全体的には悪くないのですが、値段なりという感じでした。
ただ、ColorOS 11以降を搭載したスマートフォンでは、Bluetoothのデバイス設定からEnco Masterというイヤホン設定変更機能を利用できます。
この中で、イコライザーも「オリジナル」「低音ブースト」「クリアボーカル」から選択可能。クリアボーカルを選択すると、中高音もかなりクリアで伸びやかな印象になりました。
この機能、OPPO端末以外では「HeyMelody」というアプリをインストールすることで利用できます。残念ながら、iOS向けのアプリはないようです。
音楽をじっくり聴くという用途では物足りないかもしれませんが、装着感が軽く、周囲の音も完全に遮断してしまうわけではないので、長時間のながら聞きにはもってこいかもしれません。