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夏は睡眠時間が減少傾向に。Ouraが集計データから報告

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日本では各所で梅雨明けし、例年よりも一足早く夏本番を迎えていますが、スマートリングのOuraが、そんな夏に起こる睡眠の変化について情報を共有しています。

Oura Ringでは睡眠データを計測できますが、その集計データによると睡眠時間は夏の方が短くなるとのこと。これは夜更かしすることが増えるためだそうです。ただし、起床時間自体は変わらないので、結果として睡眠時間が減ることになります。

ちなみに、Ouraの母国であるフィンランドでは、夏は長期の休暇になるので、睡眠時間は返って増えるのだとか。この辺りもお国柄がでて面白いです。

夏は夜更かしが増えるということですが、これは遅くまで起きていることのほかに、入眠にかかる時間が長くなるためでもあるようです。睡眠に関係が深いホルモンであるメラトニンは、強い光を浴びると生成が止まります。このため、夕方遅くまで日光を浴びていると、メラトニンの生成が遅くなり入眠時間が増える傾向があるようです。あわせて、気温が高い夏場は、体内の中核温度が上がりやすく、これも睡眠を妨げる要因になるようです。

このほか、OuraのリードサイエンティストHeli Koskimäki氏は、「気温が上がり、外が明るい時間が長くなると、ベッドで過ごす時間が短くなり、トータルの睡眠時間が短くなる傾向があります。睡眠時間が短くなると、睡眠段階のバランスが深い眠りに向かい、遅い睡眠サイクルに多く発生する傾向にあるレム睡眠から遠ざかってしまいます」と述べています。

レム睡眠は脳の健康や回復にとって重要な役割を果たしているので、夏の間、レム睡眠が減少すると健康面での心配も出てきます。このため、意識的に睡眠時間を長く取ることが重要だとしています。

Source: Oura

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