指輪型のヘルストラッカー、Oura Ring Generation 3を購入してみました。11月15日発売でしたが、注文が殺到したとのことで発送が遅れ、12月13日にようやく到着しました。そこから1週間ほど使ってみたので、簡単なレビューをお届けします。
新型コロナウイルス感染症の発症予測にも使えるということで話題になったOura Ringですが、第3世代となるGen3では、これまで睡眠中にしか計測できなかった心拍数の常時計測に対応しました。もちろん、ワークアウト時の心拍も測れます。歩数や睡眠計測にも対応しているので、小型トラッカーとして必要な機能は一通り揃っています。
なお、ハードウェア的にはSpO2にも対応していますが、こちらはまだ利用不可。2022年のアップデートで対応するとのことです。
睡眠中の体表温度の計測にも対応しますが、これは例えば「36.5℃」のように体温を測るのではなく、通常時と比べて体温が高い・低いという相対変化を示します。最初の数週間で平熱を学習し、必要に応じ調整を行うとのことです。
バッテリー持ちは約1週間
バッテリー持ちは公称で4日~7日。私の場合、12月14日の朝に装着し、12月20日の朝にバッテリー残量が18%となっていました。公称通り、6~7日は持ちそうです。
充電は専用のスタンド(USB-C接続)で行います。
サイズ選びは慎重に。ちょっときつめの方がいいのかも
Oura Ringは、公式サイト上から購入可能。日本への発送にも対応しています。注文すると、まずサイジングキットが届きます。これは6~13サイズのプラスチックの指輪が入ったもの。これを使ってサイズを決め、サイト上でそのサイズを入力するとOura Ringが発送されます。
このサイズなのですが、結構シビア目に選んだ方が良さそうです。
Oura Ringのセンサー類は指の腹に来る部分に搭載されており、指輪が回転してセンサー位置がずれると心拍などを正しく計測できなくなります。
このため、Oura Ringのサイズとしては、指にはめて勝手に回転してしまうことがないことが重要。また、指は寝起きに少しむくんでいるとのことで、24時間以上サイジングキットをはめてサイズを選ぶとよいとのことです。
装着する指は人差し指が推奨されています。次点で中指、薬指。指の根元に装着するので、間接が根元よりも太い指は避けるようにとも。Ringを装着して拳を握ったときに、Ringと指に隙間がなく、しっかりとフィットするサイズを選びます。
なお、Oura Ringを外す場合には、「To gently remove your ring, wash your hands with soap and water and slide the ring off your finger.(指輪を優しく外すには、石鹸と水で手を洗い、指輪を指から滑らせます。)」との記述がヘルプにあるので、かなりしっかり目のフィット感を想定しているようです。
私は11サイズにしたのですが、人差し指で気持ち緩いかなという感じです。サイズを選ぶ際に、10サイズと悩んだのですが10だとちょっときつめだったのでこちらに。ただ、今思うと10の方が良かったかもと思っています。結構、指輪の大きさに指は順応するので緩めときつめ、どちらかで悩んだらきつめの方がいいと思います。
購入後、1回は無料でサイズ変更可能なのですが、送料はユーザー持ち。手元のRingを先に送る必要もありますし、国際発送で往復の時間もかかるので、サイズは1回で決めたいところです。
通知などは一切なし
スマートフォンと連携し、分類としてはスマートトラッカーになるOura Ringですが、他のトラッカーにあるようなスマートフォンからの通知には非対応です。バイブレーションやLEDなども非搭載。計測したデータは後からスマホアプリで確認するスタイルになります。
私の場合、朝に睡眠データと合わせて体温変化などを確認するのが習慣になっています。そのほかのデータについては、日々確認するというよりも、1週間、1か月を振り返って傾向を把握するような使い方が向いている気がします。
実際、心拍変動バランスなど、3か月平均のデータを利用するような項目もあります。24時間身に着けてデータを蓄積していき、それをもとにいつもと比べて体調はどうか、というのを確認していくのがOura Ringの使い方なのでしょう。
ちなみに、睡眠データをGalaxy Watch 4で計測したものと比べると、トータルの睡眠時間やレム睡眠はほぼ同じですが、深い睡眠がOura Ringのほうが多めに出るようです。どちらが正しいのかはわかりませんが。
とりあえず、これからしばらく利用してみて、取得できるデータなどについてはあらためて紹介したいと思います。