Makuakeで先行予約が始まったMOFTキャリーケースをレビュー用に提供頂きました。ノートPC用のMOFTは、底面に貼り付けるMOFTのほか、立ち位置でも利用出来る折りたたみスタンドMOFT Zがありましたが、今回の物はキャリーケース一体型となっています。
MOFTキャリーケース
作りはそれなりに単純で、見た目はごく普通にスリーブケース。ちなみにサイズは13インチ、13.3インチ、16インチ用の3サイズあります。
背面には収縮素材が使われており、マウスやACアダプタなどを収納可能。
スリーブの中が仕切られており、ポケットに物が詰まっていても、ノートPCが出し入れしにくいということはありませんでした。
ただ、ここに物が入っているとスタンドとしては使えません。なので、あまり細々とした物を入れるのには適していません。あくまで、おまけ程度に考えておくのがいいでしょう。
なお、内側にはカードポケットもあります。PCのキャリーケースにカードを入れて置く必要性はないと思いますが、予備の名刺を入れておくにはいいかもしれません。
折り方により、角度は2種類
スタンドとしての使い方ですが、口部分の折り方で角度を2つに調整できます。
1つめはシンプルに開いたフラップを立てるだけで、角度は15度。
もう1つは、開いた口の両脇を内側に織り込むもの。角度は25度になります。
この折り方、荷重自体は、ほぼ両脇で支えているので中央のフラップ部は立てなくても問題はないようです。
耐荷重は10Kgとのことですが、試しに5Kgのプレートを3枚載せても問題はありませんでした。キーボードを力一杯打っても、潰れてしまうようなことはなさそうです。
安定性に問題も
スタンドとしても手軽に使え、耐荷重も申し分はないのですが、やや安定感に欠ける一面もあります。普通に使っている分には大丈夫ですが、左右へのずれに弱いです。
スタンドになるとはいえ、支えているのはスタンド部の上辺のみ。
面ではなく線で支える構造になっているため、軽い力でも左右にずれてしまいます。
不安定というほどではありませんが、気をつけた方が良さそうです。
SINEXと比較
スタンドになるPCケースとしては、一足早くSINEXが世に出ています。こちらは、スリーブケースに折りたたみのスタンドがくっついているという構造。
SINEXの特徴は、フラップ部がキーボードレストになる点。また、線で支えるのはMOFTキャリーケースと変わりませんが、パープレストの分、PCの固定部が広いので、左右へのずれ(傾き)には、MOFTよりも強い印象です。
ただ、このパームレストになるフラップや、スタンドを背負っている構造上、MOFTキャリーケースよりも厚く、そして重くなっています。
どちらを使うかは好みの問題でもありますが、「出先で使う簡易的なスタンド」として考えるなら、MOFTのほうがシンプルかもしれません。
気軽に持ち運べるPCスタンド
MOFTキャリーケースにしろSINEXにしろ、PCケースと一体化されているので、外に気軽に持ち出せるのがメリットでしょう。反面、自宅やオフィスで利用するなら、MOFT Zなど別のスタンドのほうが向いている気がします。
そんなMOFTキャリーケースは、9月10日までMakuakeでクラウドファンディン実施中です。MOFT製品なのでクラウドファンディング後にも購入は可能になると思いますが、クラウドファンディング中は割引価格で購入できます。
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