Pelikan 100N。1937年~54年に製造されていた万年筆です。本気で落札する気はなかったのですが、ebayで思いがけず安い値段で落札してしまいました。
こいつの特徴はなんといってもCNニブ。スチールのペン先の為、14Kのものに比べて硬いのですが、ハート穴からひげのように切り込みが入っており、やわらかい書き味を実現しているとのこと(自分ではインクを入れて試してはいないです・・・)。
あと、詳しい人が上の写真を見ると「なんか違う」と感じるかもしれませんが、キャップが通常の100Nとは異なっています。写真には写っていませんが特にクリップの形状が全く異なります。ペリカンのクリップはペリカンを模した形状になっているのですが、この100Nついているのはひし形のような形状。このサイトを見ると分かるかも。下から3~4番目の写真の形状です。これはDanzig(ダンツィヒ、ポーランドのグダニスクのドイツ語名)で製造された100Nの特徴のようです。最初、偽物じゃないかと思って調べてみたところ、正確な資料は残ってはいないようですが、どうやら本物っぽいです(ここの2段落目)。まぁ、偽物だったとして素人の私には判別できませんが・・・。
そんなわけで、早速ヤフオクに出品してみました。なんか転売屋みたいで嫌ですが、使わない万年筆を増やしても仕方がないしね。