ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がアメリカで開催中のE3プレスカンファレンスにおいて、PlayStation Suiteの正式名称をPlayStation Mobileとすることを発表しました。
PlayStation Mobile(PlayStation Suite)はPlayStation VitaおよびAndroid上で動作する仮想プラットフォームで、要するにPlayStation Mobile向けに作成されたアプリはVitaでもAndroid(PlayStion Mobileに対応していれば)でも動作させることが可能となります。PlayStation Suite SDKが公開されているため、対応アプリは誰でも作成が可能です。ただし現在はオープンβ中で正式版では年間99ドルの有料になるとのこと。開発したアプリは一定の審査後にPlayStation Storeで販売が可能です。
PlayStation Mobileコンテンツを一定のクオリティで再生可能なデバイスにはPlayStation Certifiedという認証が与えられますが、これまで認証端末はXperiaシリーズの一部機種のみでした。今回の名称変更の発表と同時にHTCのOneシリーズ(One S、One X、One V)も新たに認証を受けたことが発表されています。
HTCがPlayStation Mobileに参加したのはちょっと意外ですね。Androidの聡明期にはAndidといえばHTCというぐらいのイメージでしたが、いつの間にかすっかり影が薄くなってしまっています。単独での端末開発だけでは挽回は不可能という判断が働いた結果かどうかはわかりませんが、ユーザーにとってはプラットフォームが拡大するのはよいことだと思えます。あとは使いたくなるアプリ、ゲームが登場してくれるといいのですが……。
(via engadget)