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Poraloidの新製品、「Polaroid I-2」が間もなくGREEN FUNDINGに登場します。価格は、48時間限定割が9万6611円から。
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国内での販売はVISTAL VISIONが実施。オーディオブランドSkullcandyの日本正規代理店でもあります。
4月22日に行われた発表会では、PolaroidのSenior Technical Product Manager、Graham Merrifield氏も登壇し、Polaroid I-2はこれまでで最高のカメラだとアピールしていました。
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インスタントカメラの代名詞となっているポラロイド。どういったものかを説明するのには、「元祖チェキ」といったほうが分かりやすいかもしれません。
ちなみに、Polaroidは2008年、業績悪化からインスタントフィルムの生産中止を発表。しかし、有志による「The Impossible Poroject」が閉鎖したオランダ工場の一部をリースという形で借り受けポラロイド互換のインスタントフィルムを継続。その後、The Impossible PorojectがPolaroidの知財を取得し、Poraroid Originalに改名。現在はPolaroidというブランド名で製品展開を行っています。
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そんなThe Impossible Porojectは、まだPolaroid Orignalに改名する前に2016年に「The I-1」というインスタントカメラを発売。Polaroid I-2はその後継となります。
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Polaroid I-2は、カメラとして1から設計を見直し。⽇本、台湾、ロンドン、オランダ、各国のチームが関わって設計されたとのこと。レンズ部分は日本で設計されており、デジカメの生みの親とも言われる元オリンパスの小島氏も参加しています。
アナログスタイルのインスタントカメラであることは変わりませんが、オートフォーカスやLiDARによる測距システムを搭載しており、最短撮影距離は40cm。
画角は水平43度、素直44度。絞りはF8/11/16/22/32/45/64で、シャッター速度は1/250~30秒。オートモード、絞り優先、シャッタースピード優先、多重露光、マニュアル、セルフタイマーの6つの撮影モードを利用できます。
本体サイズは149.9 x 119.3 x 91.2 mm、重さ563g。
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専用アプリからBluetooth接続でのリモート撮影に対応するほか、撮影した写真をアプリでスキャンして取り込むことも可能(アナログカメラなので、データを直接取り込めるわけではありません)。
フィルムの互換性は、i-Typeフィルム、600フィルム、SX-70フィルムを利用可能。
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ちなみに、ランニングコストは、おおよそ1枚当たり300円とかなり高め。デジカメのように気軽に撮れるわけではなく、1枚をじっくりと撮影するというスタイルです。そうした部分も含めてアナログの魅力なのかもしれません。
実際に何枚か撮影してみましたが、デジカメとは違った程よい緊張感のようなものがあり、「撮影している」という気持ちになります。また、撮影後、すぐに画像が浮かび上がるわけではなく、色が出てくるまで20分程度かかります。旅行先などで家族や友人と一緒なら、それを待つ時間も楽しめそうです。
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最近は、生まれたときからスマホやデジカメがあるデジタルネイティブな世代を中心に、オールドコンデジが人気とか。また、チェキも変わらず人気が高いようなので、そうした層にも訴求できればとのことでした。
なお、Polaroid I-2は、4月25日にリニューアルオープンする渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」4階にあるSHARE LOUNGE内にある「GREEN FUNDINGタッチ&トライ」ブースでも展示予定。このほか、4月25日以降に二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」や原宿のSkullcandy Tokyo店でも展示予定となっています。