近年スマートフォンの普及に伴って、打合せや業務の内容等を記録した手書きノートを、スマートフォンで撮影・データ化し、その読み取った記録情報を活用するユーザーが広がっています。
今回発売する「CamiApp」シリーズは、ノート中紙の各ページ端部に、業界初(※1)の当社独自のアクションマーカー(3連空白部)を設け、アクションマーカーの塗りつぶしたパターン(計7種)毎に情報管理項目として定義することができるスマートフォン対応ノートです。
キングジムのショットノートに続き、コクヨからもiPhone、Androidで撮影することを前提にしたノートシステムの登場です。ショットノートはメモパッドからの登場でしたが、B5・A5・A6のノート、A7のメモパッドをはじめから揃えてくるあたり、後発の強みというかさすがの文具メーカーというべきか、ユーザ層の嗜好を分かっている気がします。
ただ、ノートに印刷されているマーカーの塗りわけによって撮影したノートをタグ付けできるという機能はあるものの、位置合わせや台形補正といった基本的な機能はショットノートと同様です。台形補正という機能は所謂ガラケーの時から存在しているので、その当時から基本的な部分では進歩していないと言えなくもないです。
ノートが専用なのはもちろん、アプリも当然専用ですが、どちらも行き着く先はEvernoteを想定していたりするので、もう、各社で統一規格を作ってノートも使いまわせるようにしちゃったほうがいいんじゃないですかね。このままでもそのうちにどちらのノートも使える互換アプリとか出てきそうだし。ノート(とマーカー)だけ共通にして、アプリの作りで各社の独自色を出すとかになると面白いと思うんだけどなぁ。