ValveがiOS向けのSteam Linkアプリをリリースしました。Android版は2018年の5月にリリースされていたのですが、iOS版はAppleからリジェクト。理由はビジネス上の競合ということでしたが、Steam Linkアプリ内からSteamでソフトの購入を行えるのが、Appストアの規約違反にあたるということだったようです。
そのため、リリースされたiOS版では、ライブラリ以外にはアクセスできない仕様となっています。ソフトの購入っは別途PCやWEBなどから行う必要があります。
そんなSteam Link、基本的にタッチパネルで操作しますが、ゲームコントローラーもサポートしています。ということで、iPhoneでSteamのゲームをプレイするのに使えるGAMEVICE Game Controller for iPhone v2をエム・エス・シーから提供頂きました。
Appleストアでも販売しており、割とメジャーな製品ではないかと思いますが、あらためて紹介したいと思います。
iPhoneとの接続は、BluetoothではなくLightning。対応するのはiPhone 6/6 Plus~iPhone X。なお、国内ではXS/XS Max対応はうたわれていませんが、XSはギリギリ使用可能でした。
ただし、ガラスフィルムなどを貼っている場合は装着できないと考えられます。当然、ケースも不可。それぐらいギリギリの寸法です。
装着状態でもiPhone本体の充電が出来るよう、右下にLightningポートがあります。3.5mmジャックもあるので、イヤホンを使ったプレイも快適。
背面にアジャスターがあり、無印iPhoneとPlus対応を切り替えられます。
なお、上図は無印(小さいほう)に合わせたところですが、この状態を解放するには側面のロックボタンをスライドする必要があります。
操作に使えるボタンは、左右のスティックと十字キー、ABXY、左右のショルダーとトリガーです。なお、スティックには押し込み操作には非対応です。
一応、押し込みはエミュレートできるのですが、バイオハザードRe:2では上手く動作しませんでした。ゲームに寄るのかもしれませんが、コントローラーの割り当て変更で押し込みを使わない設定にしたほうが良さそうです。
なお、GameviceはSteam以外でも利用可能です。というか、むしろそちらがメインです。
利用できるかどうかはアプリに寄りますが、Gamevie Liveというアプリで対応しているゲームを見つけられます。フォートナイトやマインクラフトでは利用できるようです。
実際に使ってみた感想としては 、ちょっと横に長くなりすぎる気がします。PlusやMaxだと結構厳しいものがありそうです。
あとはトリガーボタンが操作しづらい感じですが、それ以外はゲームの操作は良好。Steam Linkとの相性はバッチリです。