ここ1年以上、自宅で筋トレを続けており、関連する情報もちょくちょく調べるようになりました。そんな中で、よく目にするのが、マッサージをするとトレーニング効果が上がるというもの。マッサージといっても低周波治療器のようなものではなく、筋膜リリースも意識してダイレクトに振動が伝わるものがいいとか。
そういった文脈でよく取り上げられているマッサージガンを、Opoveからレビュー用に提供いただきました。
マッサージガンが何物かというと、手に持って使うマッサージ器。先端部分が高速に振動し、そこを押し当てることでマッサージを行います。
マッサージガン、いろいろなメーカーから1万円以下のものから2万円以上するものまで、様々発売されていますが、OpoveのM3 Spiffyは、1万1990円で平均的な価格帯。黒やシルバーが多い中で、少し青みがかったグリーンというカラーが特徴的なモデルです。
先端のアタッチメントは全部で4種類。充電器を含め、すべて専用ケースに収納できます。
アタッチメントは、目的別に形状が異なっており、丸いタイプは少し硬めのスポンジ製で、胸部や腹部、背中など大きな筋肉をマッサージするためのもの。U字型になっているのは、背骨に沿った筋肉(脊柱起立筋群)やアキレス腱などをマッサージ。頭が平たいのは体全体で使え、筋膜マッサージの効果もあるとか。細いタイプは少し固めになっており、足の裏や手のひらなどをツボ押し的にマッサージできます。
ちなみにアタッチメントは差し込んでいるだけなので、簡単に交換可能です。
動作はバッテリー式で、1回の充電で約2時間使えるとのこと。1回10分で自動的に電源が切れるので、1週間程度は使い続けられるはずです。充電は持ち手の底部にACアダプターを接続。
持ち手部分にある4つの窓は電池残量表示です。
電源スイッチは背面に装備。1秒長押しで電源ONとなります。電源が入った状態で単押しすると、3段階で早さ(強さ)が変わります。3段階目で単押しすると電源OFF。それ以外では1秒長押しで電源が切れます。
肝心の使い心地ですが、ちょっと重め(丸いアタッチメントを付けた実測値で786g)かなと思ったものの、実際に使って見ると重さは気になりません。
私はそこが一番弱いのか、あるいは体が硬いからなのか、大胸筋上部や肩の付け根部分がよく痛くなるのですが、この部分はなかなか手ではマッサージしづらい部分でもあります。
しかし、マッサージガンなら簡単にマッサージが可能。正直、かなり気持ちいいです。
3段階の一番弱い状態で使っていますが、それでもかなり強いです。最低レベルの1で1800回/分の振動。レベル2が2400回/分、レベル3で3200回/分。なお、レベル1であれば、動作音そのものはあまり気になりませんが、自身で使っている場合はその振動が音として伝わってくるので、テレビを見ながらゆっくり~といった感じでは使えません。音が聞こえない……。
ちなみに、持ち手部分がやけに長くてバランスが悪いと思っていたのですが、これには理由がありました。持ち手を長くすることで1人でも背中に届きやすくしているそうです。
試してみましたが、確かに肩甲骨の下辺りまでは届きました。
ただ、やはり背中に関しては、他の人にお願いするのがいい気がします。何かしらマッサージガンを固定できるスタンドとかあるといいのですけど……。
ともあれ、デザイン(カラー)的にも圧迫感や違和感がないOPOVE M3 Spiffyは、初めて手にするマッサージガンとしても良さそうです。