12月のFeature Dropで、Pixel 4以降に追加されたアダプティブ充電。いままでどんな機能なのか気にしていなかったのですが、意識しておくとそれなりに効果がありそうなのであらため紹介したいと思います。
この機能は、利用出来るバッテリーの持ちを良くするのではなく、時間を掛けてゆっくりと充電することで、ライフサイクル的な意味でのバッテリー寿命を延ばそうというもの。昨今流行の急速充電とは真逆の機能です。
ちなみに、ヘルプページを見る限りではPixel 4以降で利用出来るはずですが、手元のPixel 4aではメニューが表示されず利用出来ませんでした。
それはともかく、アダプティブ充電の動作条件ですが、まずメニューから有効にしておくのは必須。その上で、朝5時~10時までのアラームをセットした上で、夜9時以降に充電を開始する必要があります。
こうすることで、アラームの時刻に満充電となるよう、ゆっくりと充電が行われます。なお、アダプティブ充電中はAlways on Displayでその旨表示されます。
アラームをセットしていない場合や、9時前から充電を始めると通常の充電になります。5時前にアラームをセットしたい、あるいは休日なのでアラームをセットしない場合には使えないので、使い勝手としては今ひとつな気もします。この辺りは、iOSの「最適化されたバッテリー充電」のほうが優秀な感じです。
アダプティブ充電により、バッテリーの劣化をどの程度防げ、どの程度長寿命化が可能なのかは未知数ですが、急速充電による発熱が気になる、一晩充電しっぱなしになってしまう(100%の状態で充電し続けるのが気になる)という人は使ってみても良さそうです。
via: 9to5Google
source: Pixel Phone ヘルプ