先週末あたりからTwitter上で「MagicReaderがすごい!」というのを目にするようになりました。どうやらiPad向けのPDF Readerでタッチ操作なしでページ送りができるとのこと。アプリ自体はまだ公開前だけど動作している動画が公開されており、それがすごいということらしい。作ったのはGimmiQで、スタジオルーペのリオさんと「不思議のダンジョン」シリーズでチーフプログラマーを手がけたという板野さんの合同ブランドとのこと。
というわけで、下がその動画です。
なるほど。iPadの前面カメラで顔検出、あるいは動きを検出してページ送りに使っているのですね。たしかに両手がふさがっている状況では便利な気がします。
スタジオルーペの紹介記事では下記のようなシチュエーションが例として挙げられています。
- 食べながら本を読みたいとき。
- 料理をしながらレシピ本を見たいとき。
- 楽器を演奏しながら楽譜をめくりたいとき。
- 赤ちゃんを抱っこしている時に読書がしたいとき。
- 手を怪我していたり、手が使えないとき。
- ネイルが長くてタッチパネルが苦手な女性。
- 手袋を付けている人。
タッチしなくてもいいというのはたしかに便利ではあるのですが、この動画みてまずまっさきに思ったは首が疲れそうだということ。試しに動画と同じ動作をやってみたのですが、2回ぐらいですでに嫌になりました……。実際にはそこまで大げさな動作でなくてもよいのかもしれませんが、首を動かすという動作は人によってはかなりシンドいです。カメラの性能が上がってくれば視線誘導なども可能になるのでしょうが、現状のモバイルデバイスでは厳しいですね。
もちろん通常のタッチ操作も可能だと思うので、普段はタッチ操作、必要な時だけ首振り操作というのをシームレスに使い分けられればかなり便利なアプリになりそうです。