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Makuakeにて、色使いが特徴的な映画作品を多く手掛けるウェス・アンダーソン監督にインスパイアされたというメカニカルキーボード「CYBERBOARD R3」が先行予約販売を実施しています。
この手の製品、日本では代理店が代わりにプロジェクトを実施することも多いのですが、 CYBERBOARD R3はメーカーのAngry Miao自身がプロジェクトを実施しています。なお、 Angry Miaoは、2021年夏にCYBERBOARD R2のプロジェクトをMakuakeで実施していたのですが、こちらは量産不能になったということで中止となっています(公式サイトでも販売終了しているようです)。このため、Angry Miaoの日本展開は、R3が初となります。
そんな CYBERBOARD R3ですが、背面に5×40、計200個のLEDを搭載するのが特徴。表示内容は様々にカスタマイズが可能です。なお、基本的にはアニメーションなどデコレーション目的で使用するもので、例えばPCの状態表示などは出来ないようです。
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キーボードとしては、プレートとPCBの間、そしてPCBの下に3.4mmの吸音フォームを装着。反響音をh除去して静音性を高めるとともに、かろやかな打鍵感を実現したとしています。
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CYBERBOARD R3には完成品と、キースイッチ、キーキャップが付属しない半完成品のベースモデルの2種類を用意。完成品のキースイッチには赤軸に改良を加えた「金赤軸」を採用しています。トリガーストロークは赤軸より0.2mm早く、総ストロークは3.8mm。一般的な赤軸よりもリズミカルで柔らかい打鍵感とのことです。
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接続はBluetooth(最大3台のマルチペアリング対応)もしくはUSB Type-C。ケーブルの抜き差しだけで切り替えられるとのことです。
肝心の ウェス・アンダーソン監督要素ですが、カラーバリエーションにあります。「犬ヶ島」にインスパイアされたクラウド・ホワイト、「グランド・ブタペスト・ホテル」のブタペスト・ピンク、H&Mのクリスマス向け短編映画「Come Together」のアクアティック・グリーンの3モデル。
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いずれもアルミ筐体に電気泳動塗装という方法で彩度を細かく調整し、より繊細な色味に仕上げています。
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Makuakeでの価格は、完成品が8万8000円からとキーボードにしてはかなり高価。背面のLEDマトリクス、そしてウェス・アンダーソン監督インスパイアのカラーリングに魅力を感じるかどうかで評価が分かれるのかもしれません。