Amazfitブランドを展開すZepp Healthが、7月30日に「Amazfit 2024年下半期事業方針ラウンドテーブル」を開催。スマートリング「Amazfit Helio Ring(アマズフィット ヘリオ リング)」を2024年秋に国内発売すると発表しました。
秋には日本法人も設立
ラウンドテーブルの冒頭には、7月にりZepp Healthジャパンゼネラルマネージャーに就任した薗部氏から、Amazfitの日本国内での状況の説明がありました。
MM総研の調べによると、国内でのスマートウォッチ市場は、コロナ禍での在宅時間の増加や健康意識の高まりにより、2021年に大きな需要があったものの、その後の円安や物価高により成長速度は減少。それでも2024年度には500万台を突破し、2026年度には600万台規模になると予想されています。
国内のスマートウォッチを牽引しているのはApple Watchで大きなシェアを持っています。Amazfitは、どちらかというと無名に近いブランドではありますが、それでも常に3%前後のシェアを保っているとのこと。
ただ、これまで日本法人がなく、本社のAPAC市場のマーケティング方針に従うしかなく、日本市場とは合わずにもっと上手くやれるのにと思うこともあったとしています。
たとえば、6月に発売されたBip5 Unityもその1つ。Bip5 Unityはエントリーモデルですが、ECサイト限定の発売となっています。これはグローバルでの方針。ただ、日本の場合はエントリーモデルは量販店などで手に取ってもらったほうが売れやすいということもあるようです。
こうしたこともあり、今秋に日本法人を立ち上げるとのこと。これにより、日本独自の戦略を取りやすくなり認知度アップ、シェアアップなどに繋げたい考えです。
なお、認知度アップの一環としては、今秋にアンバサダープログラムも開始するとしています。
Amazfit Helio Ringは今秋発売
グローバルでは1月に発表されていたHelio Ringは、国内では今秋発売とのことです。すでに米国では先行発売していますが、当初想定よりも需要が高く、生産が追い付いていないとのこと。このため、日本での発売も少し遅くなってしまうようです。
- 皮膚電気活動(EDA)センサー搭載し手汗からのストレスレベルを測定可能
- Amazfitスマートウォッチ及びZeppアプリとのデータ統合可能
- メンタル&フィジカルの数値化(レディネススコア取得可能)
- 詳細な睡眠および回復トラッキング(睡眠呼吸率データ分析)
- 軽量で肌に優しいチタン合金
- 10 ATMの耐水性
- 月経周期トラッキング
- 購入後のメンバーシップ制限なしし(Zepp Auraの有料メンバーシップサービスは除く)
なお、Amazfit Helio Ringは、1カラーのみでサイズは8、10、12の3サイズ展開です。
5製品を8月1日に値下げ
8月1日から、日本市場拡大に向けた戦略的販売価格として、の「Amazfit Balance」、「Amazfit Cheetah Pro」、「Amazfit Cheetah」、「Amazfit T-Rex Ultra」、「Amazfit Active Edge」の5製品が値下げされます。
表にあるZepp Flowは、GPT-4oに対応した音声アシスタント。自然言語による音声対話でスマートウォッチの設定を行ったり、アラームを設定したり、アプリを起動したりといったことが可能になります。