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スタイリッシュなARグラス「TCL RayNeo Air 2s」レビュー【PR】

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TCL RayNeoが、新型スマートグラス「RayNeo Air 2s」を8月15日に発売します。日本での価格は6万4499円。発売後1週間は、3000円オフで購入できるとのことです。

ちなみに、RayNeo Air 2sは2月に日本で発売されたばかりのRayNeo Air 2の後継モデルとなります。

そんなRayNeo Air 2s、TCL RayNeoからレビュー機を送っていただいたので、どういった特徴がある製品なのかレビューをお届けします。

スタイリッシュなデザインのRayNeo Air 2s

RayNeo Air 2sの見た目は、XREALなどと同じよくあるARグラスです。XREALやVITUREが一般的なメガネを模しているのに対し、RayNeo Air 2sはかなりスタイリッシュでスポーツサングラスといった雰囲気です。

▲スタイリッシュなデザイン
▲XREAL Air 2 Pro(左)とRayNeo Air 2s(右)

他社製品と同様、これ自体にAR的な機能があるわけではないので、ARグラスというよりも、メガネ型の外付けディスプレイといったほうが正確かもしれません。

▲反射しまくってますが、よくあるスポーツサングラスのような雰囲気

ツルは3段階で角度を調整可能。他社製品でもある機能ですが、スマートグラスはディスプレイの位置を正面に合わせないと見づらい(上が見切れたりする)ので、こういう微調整できる機能は重要です。

▲ツルの付け根を三段階で調整可能

USBケーブルは、右側のツルの先端に装着します。専用のケーブルが付属していますが、他のUSBケーブルでも使用可能でした。もちろん、使用するケーブルは映像出力に対応している必要があります。

▲接続はUSB-C

ディスプレイは、ソニーセミコンダクタソリューションズの0.55インチ・マイクロOLEDを搭載。片眼1920×1080ピクセルで、3Dモードでは両目合わせて3840×1080ピクセルとなります。視野角は46度で、PPD(画素密度)は49、リフレッシュレートは120Hz、明るさは最大600nits。

明るさはXREAL Air 2/2 Proよりも明るいですが、それ以外の仕様は横並びです。XREAL Air 2 Proと見比べてみても、どちらが優れている・劣っているという明確な違いは感じませんでした。

RayNeo Air 2sXREAL Air 2 ProVITURE Pro
ディスプレイSony製0.55インチMicroOLEDSony製0.55インチMicroOLED?
解像度1920×1080ドット1920×1080ドット1920×1080ドット
PPD494949
FOV(視野角)46度46度46度
リフレッシュレート120Hz120Hz120Hz
輝度(スクリーン輝度)600nits(5000nits)500nits(?)?(4000nits)
視力補正インサートレンズ使用インサートレンズ使用内蔵(0.0D~5.0D)
重さ78g75g77g
価格6万4499円6万1980円7万4880円

なお、こうしたスマートグラスはメガネユーザーには鬼門なのですが、視力補正には専用のインサートレンズを使用します。いまのところ、国内で対応してくれるメーカーは不明なのですが、前モデルは「JUN GINZA」でインサートレンズを作成してくれたので、今回も対応してくれるのではないかと思います。

ちなみに、インサートレンズの形状は異なっているので、RayNeo Air 2のインサートレンズを使いまわすことはできなさそうです。

操作ボタンが豊富 珍しいメニューボタンも搭載

RayNeo Air 2sは操作ボタンが多く、右側のツルに輝度調整ボタン、左側に音量調整ボタンとメニューモードボタンを搭載します。

▲右側のツル(裏から見ているので画像では左)に輝度調整ボタン、左側のツル(画像では右側)にボリュームとメニューモードボタンを搭載

輝度調整はそのまま、画面の明るさの調整です。RayNeo Air 2sは、前面のサングラス部が透過しており、現実の風景の上に映像を重ねることになります。ただ、周囲が明るいと映像も見えにくくなるので、自然と輝度は最大で使うことが多くなるのではと思います。

ちなみに、RayNeo Air 2sには透過率を変化させる機能や、サングラス部を覆ってしまうライトシールドはありません。

音量調整もそのままの機能ですが、残念なことにスマートフォン(Android)の音量と連動してくれません。XREALの場合、接続すると有線イヤホンとして認識されXREAL側でボリュームを調整するとスマートフォンのボリュームが変化します。

これに対して、RayNeo Air 2sは、スマートフォンのボリュームとは連動しないので、別々に操作することになります。本体側のボリュームの変動幅はさほど大きくない印象なので、基本的には本体側はボリュームを最大にしておき、あとはスマートフォン側のボリュームを調整することになりそうです。ちなみにiPhoneと接続した場合は、iPhone側でボリュームの調整が行えなくなります。

▲RayNeo Air 2sは、イヤホンと認識されずボリュームが本体とスマートフォンで連動しません(左)。XREAL Air 2 Proは有線イヤホンとして認識されるので、ボリュームが連動します(右)

輝度調整ボタンと音量調整ボタンを同時に短押し(+/-は関係ありません)すると、2Dモードと3Dモードの切り替えができます。これは、XREAL AirのVRモードと同じものです。

Androidの場合、手軽に3D動画を視聴するという感じにならないのですが、iPhoneの場合、専用アプリRayNeo XRを利用すると、3Dモードで空間ビデオを視聴可能になります。

RayNeo XRはAndroid向けにも用意されており(いまのところ、野良アプリだけのようです)、専用ホーム画面で360度動画やゲームなどを楽しめます。

▲RayNeo XRのホーム画面

もう一つ、特徴的なボタンがメニューモードボタンです。このボタンを押すと画面内に小さなウィンドウが開きます。要するに、一般的なディスプレイでいうOSDメニューです。

▲メニューモードのメニュー。こういうメニューが用意されているのは珍しい気がします。

このメニューからは、ウィスパーモードのオン/オフ、リフレッシュレートの切り替え(60Hzと120Hz)、ディスプレイカラーの切り替え(Standard、Vibrant、Soft)が行えます。

ウィスパーモードというのは、周囲への音漏れを小さくするという機能。公式サイトの説明によると、ANCと同じ要領で、外への音漏れを打ち消すようです。

▲ツルの上部にもスピーカーが搭載されています

ただ、RayNeo Air 2s自体、音漏れはほとんど気にならず、試した限りではオンでもオフでも大きな違いは感じませんでした。ちなみに、RayNeo Air 2sの音質はかなり優秀で、音楽視聴目的でも十分に耐えられるものだと思います。

Google TVデバイスPocket TV

今回、RayNeo Air 2sと一緒にPocket TVというデバイスも送ってもらいました。EayNeo製のデバイスではなく、HOMATICSというメーカーのものですが、公式サイトではRayNeo Pocket TVとして販売されています。価格は499.99ドル。

▲Pocket TV

6500mAhのバッテリーを搭載しており、RayNeo Air 2sを接続すればスマートフォンがなくてもYouTubeやPrime Video、TVerなどを視聴できます。なお、Google TVデバイスあるあるですが、Netflixアプリは利用できません。ただ、WebNetflixというアプリがインストールされており、ブラウザ経由でNetflixの視聴が可能になっています。

Pocket TV自体は汎用デバイスなので、RayNeo Air 2sとの組み合わせで特に何かができるわけではありません。

選択肢が増えてきたVRグラス

XREALをはじめ、今回のTCL RayNeoやVITUREなど、国内でもARグラスの選択肢が増えてきました。いまのところ、性能的にはほぼ横並びなので、どれを購入しても同じように利用することができます。なので、デザイン的に気に入ったものを購入するというのもありでしょう。

その意味では、RayNeo Air 2sは、他のARグラスとはちょっと違ったデザインで、これまでのARグラスはデザインがちょっと……と思っていた人にいいかもしれません。

関連:
RayNeo Air 2s

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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