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厨二心を刺激するバッテリー交換式モバイルバッテリー「BT-20 Wingman」

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※本記事は、技術の手帖に2024年5月13日に寄稿していた記事の転載です。

普段持ち歩くことの多いモバイルバッテリー。他の人と被りたくない、できたら人とは違うものを使いたいと思っている人もいるかもしれません。そんな人にピッタリなモバイルバッテリー、「BT-20 Wingman」を購入してみたので、簡単に紹介したいと思います。

私はKickstarterで購入したのですが、現在、日本向けにMakuakeでも先行予約販売を実施中です。

開発元は、香港の虎大工業(Kodai Industries)。公式サイトを見てもBT-20以外の製品はなく、この製品のために設立したようです。

そんなBT-20 Wingmanですが、見た目としてはちょっとカッコいいモバイルバッテリー。ウィングマンと聞くとマンガを思い浮かべる人もいると思いますが、残念ながらマンガではなく、人気ゲーム「Apex Legends」や「Titanfall」シリーズに登場する銃のWingmanがモチーフになっています。

モバイルバッテリーの仕様としては、USB-Cポートが1つのみで、最大出力はUSB PD 20W(5V/3A、9V/2.2A、12V/1.67Aに対応)。QCやPPS、FCPなどにも対応しています。

▲USB-Cポートは上面に1つのみ
▲PDOを確認したところ、5V/3A、9V/2.2A、12V/1.67AとPPSに対応していました。

肝心のバッテリー容量ですが、ここがこの製品の特長で、21700や20700のリチウムイオンバッテリーを交換可能となっています。つまり、容量そのものは利用するバッテリー次第。すぐに交換できるので、複数本を用意しておけばある意味無制限です。ちなみに標準オプションで付属するのは、1本5000mAhの21700バッテリーです。

▲スライドレバーを下すと本体が開き、バッテリーを取り出せます
▲側面にはバッテリーのインジゲーター付き

交換ギミックが無駄にかっこよく、意味もなくカチャカチャと弄ってしまいます。Makuakeでは記載がありませんが、この交換ギミック、Kickstarterでは「タクティカル・リロード・デザイン」と説明されています。

重さはバッテリー装着状態で105gと、見た目の割には軽量です。ただ、耐火PC(ポリカーボネイト)製の外装は若干チープ。ぜひ、ステンレスやチタンなどの特別バージョンも作って欲しいところです。

正直なところ、BT-20と交換バッテリーを数本持ち歩く(本体に1本、交換用に3本なら合計2万mAh)のであれば、2万mAhのモバイルバッテリーを持ち歩いた方が出力が大きいものも多く利便性が高い気がします。また、5000mAh程度のモバイルバッテリーを数個持ち歩けば、同時に複数のデバイスを充電できるので使い勝手もいいでしょう。

▲オプションの防水バッテリーバック。ベルトループ付きで腰に着けられます

交換式は、1本使用中に他のバッテリーを充電しておけるというメリットがあると言えばありますが、出先で使うことが多いモバイルバッテリーだと、予備バッテリーを同時に充電することは難しいです。予備バッテリーを充電できる環境なのであれば、そもそもモバイルバッテリーを使わずに直接充電すればいいという気もします。ちなみに、バッテリーの充電器は付属しないので、別途用意する必要があります。もちろん、BT-20にセットして充電は可能です。

とはいえ、BT-20には見た目とギミックだけで使いたくなってしまう魅力があります。ぜひ手に入れて、知り合いの前でカッコよくバッテリー交換を行ってください。

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