HUAWEIが、10月9日に発売する新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 5」。製品を提供していただき、一足早く試用する機会を頂いたので、その使用感などを簡単に紹介したいと思います。
八角形ベゼルが美しいHUAWEI WATCH GT5
HUAWEI WATCH GT 5は、46mmと41mmモデルの2モデルあり、さらにベルトの違いで46mmが3種類、41mmが2種類の計5種類となっています。
今回試用したのは、46mmのブルー(表面に立体織物加工を施したフルオロエラストマーベルト)です。
ケース素材はステンレスで、リア素材は高分子複合材料。上位モデルの「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」とは違い、カバーガラスはサファイアガラスではありませんが、製品の耐摩耗性は前モデルから200%向上しているとのことです。
物理ボタンはリューズと機能ボタンの2つ。リューズのほうは、ホーム画面に戻ったり、アプリ一覧を表示可能。回転させることでスクロールも行えます。
下側の機能ボタンは、各種機能を1クリックで呼び出せるショートカット。デフォルトではワークアウトが割り当てられていますが、設定から他の機能やアプリに変更が可能です。
その他の操作としては、上から下へのスワイプで設定メニュー、下から上で通知の表示。左右のスワイプでカードの切り替えとなります。
ゴルフ以外でも様々なワークアウトに対応
HUAWEI WATCH GT 5の機能的な目玉は、強化されたゴルフナビとランニングなのですが、生憎どちらとも縁がない生活をしているので今回は未検証です。
代わりと言ってはなんですが、ウォーキングだけでも様々なデータを取得可能です。
HUAWEIのスマートウォッチは、ワークアウトの終了時の操作が分かりやすいのが個人的に気に入っているポイントです。
リューズを押せば一時停止となり、終了ボタンを押して最終確認で終了するだけ。他の機種にあるようにスワイプをしなくていいので、ワークアウト終わりで疲れているときにも簡単に操作できます。
新機能「情緒測定」が追加されたヘルスケア機能
新機能として、「情緒測定」が追加されました。従来からある「ストレス測定」と何が違うのがよくわからないのですが、説明によると、計測しているのは「感情」のようで、副腎軸(HPA)と自律神経系(ANS)の変化を計測して推測しているとのことです。
測定結果は「快適」「普通」「不快」の3種類で表示されます。できるだけ「快適」になるよう心がけましょうということで、「不快」が続いた場合には呼吸エクササイズなどが案内されるようです。ただ、感情は主観的なものなので、結果はあくまでも参考用とのこと。気にし過ぎないようにしましょう。
そのほか、睡眠などはこれまで通り計測可能。呼吸の乱れ検知で、無自覚なOSA(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)を発見できるとのこと。
約1週間持つバッテリー
バッテリー持ちは通常使用で約14日、ヘビーユースで約7日となっています。画面の常時表示ON、1日約80分のウォーキング(GPS使用)、各種通知ONという状態で、丸4日の使用でバッテリー残量は30%となりました。使い方にもよりますが、1日15%程度の消費のようです。
充電は専用の充電台を利用しますが、Qi規格のワイヤレス充電に対応しているので、MagSafe充電台などでも充電は可能です。
1週間余裕、かどうかは使い方に寄りますが、これだけ持つなら2~3日の出張でも充電器は不要でしょう。ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーがあれば、それで充電もできます。
ゴルフやランニングをしないのであれば、 HAUWEI WATCH FIT 3でも
ゴルフやランニングをするのであれば、HUAWEI WATCH GT 5や上位モデルのHUAWEI WATCH GT5Proをお勧めしますが、それ以外の機能に関してはHUAWEI WATCH FIT 3と大きくは変わらない印象です。
新搭載の情緒測定をどうとらえるかにもよりますが、GPSが強化されていたり、防水防塵がIP69K対応になっていたりと、確実にアップデートはされているので、前モデル(GT 4)からの買い替えなら検討する価値はありそうです。
機材提供:HUAWEI Japan